この日は、アウグスブルクから、帰任する日でした。

フライトは夜なので、午前中くらいは出社しようかと思っていたのですが、なんか、ちょっとしたこと、例えば、PCのデータのバックアップに予想外の時間がかかったとか、があったら嫌だったので、前日を最後の日にしてました。

最終日じゃなきゃ、なんか、予想外に時間がかかることがあっても、会社に残って、作業をすればいいだけですから。

アウグスブルクの生活の最後の三泊は、自宅を引き払い、ホテル住まいでした。

この日は最終日だったので、午前11時にホテルを追い出され、最後の散策に出かけました。


帰任が決まってから、色々と、バタバタしていたのですが、あと、一週間というところで、あらためて我が家から徒歩圏内を歩いてみると、知らない道も結構あったんだなぁ……と思いました。

灯台下暗しと言いますか、なんか、いかにドイツで、なるべく日本的な暮らしをするかばかり考えて、お店の開拓とか、あまりしてませんでしたし。

$くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

この日は、アウグスブルクのナンバーワンのビール醸造所"RIEGELE"直営のレストランに行きました。

嫁様が、事前に、ご友人の方々と下見(?)をされていて、結構、いい雰囲気だったという話でしたので。


でも、ほんと、いい感じのお店でした。

アウグスブルク最古のレストランである「バイエルンタンツ」
とか
ドイツの居酒屋っぽい「バイエリッシャーホフ」
なんかを知ってたので、
「ま、こんなもんかな?」
と思っていたのですが、まだ、こんなお店もあったんですね。


出社最後の日に、私の名前と駐在期間が刻印された蓋つきのビアマグを同僚からいただいたのですが、このお店には、そのマイ・ビアマグを保管する、鍵付きの木製の棚がありました。

ドイツで、そういうビアマグをキープする文化を知らなかったので、私が、これまで行ったお店でも、同じようにキープする棚があったのかもしれませんが、入っていきなり、その棚があったので、なんか、感動しました。