この日は、会社の社員食堂。
我が社の社員食堂は、日替わりランチが4種類。
その他に常設のサラダバー、パン、スープ、デザート、温野菜バー……から選べます。

選べます……と言っても、日替わりランチは、量も多いので、たまにはいいけど、毎日となると、選択肢がなくなったりするのですが、サラダバーが結構充実しているので、日替わりランチを選べなくても、サラダバーとプレッツェルで充分です。

私が思わず選んでしまうメニューは、ピザ、ハンバーガー、スパゲティ……とありますが、日本駐在員に定番なのが、シュニッツェル&ポメス。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

シュニッツェルは、薄く切った豚のトンカツ。ポメスは、フレンチフライ。

ドイツの野菜は、品種改良をしてなさそうな野菜が多いのですが、少なくともジャガイモは、日本より美味しい。
まず、メークインのような食感で、色々種類もあるみたい。(よく知らんけど。)
そのジャガイモで作ったポメスが美味しいのです。
マクドナルドとかバーガーキングとかは、日本と大差無い気がしますが、フツーのお店のポメスは美味しいです。

ですので、日本人駐在員は、主食より、副食のポメス料理で選んでたりします。

この日は、たまたま、日本人ばかり4人が三々五々集まって昼食を摂ったのですが、全員、このシュニッツェル&ポメスでした。

ただ、この日のシュニッツェル&ポメスのシュニッツェルには”XL"がついてて、ビッグバージョンでした。
ただでさえ、大きいのに、更に大きいシュニッツェルとは……。
オマケに、普段は、小さいお皿を選べるのですが、この日は小さいお皿がありません。
(あっても、通常並みだったかも……。)

ちょっと逡巡しましたが、日本人駐在員にとって、このシュニッツェル&ポメスは御馳走ですので、選んでしまいました。




さて、このシュニッツェルに似た料理に、「コルドン・ブルー」というのがあります。

この日、日本人同士で喋っていたのですが、中の一人の奥様が「コルドン・ブルー」という製菓学校に通っていらしたとのこと。
そもそも私は、ブランデーのコルドンブルーしかしらなくて、ヨーロッパに来てから、コルドンブルーという料理を知ったのですが、コルドンブルーは、日本的表現をすると、「チーズ・ハムカツ」らしい。
……ま、ググって見つけたブログに書いてあっただけですが……。

ハムも日本より、バリエーションが多い気がしますが、私は、こっちのコルドンブルーは
「チーズ入りシュニッツェル」
だと思ってました。

ま、そりゃ、いいか。


さらに、その同僚の方が、ググって見ると、そもそもコルドンブルーとは、一種の勲章で、
フランス後で、「青いリボン」
のことらしい。

青いリボンを与えられるくらいの美味しい料理を食べている人たちが料理のことを
「コルドンブルー」
と言っていたのが、
「青いリボンを付けた料理上手の女性」
みたいな意味になったのに、なぜか、今では、「チーズハムカツ」になってしまったみたい。

フランス料理は高価で美味しいイメージがありますが、その中のエースが
「チーズハムカツ」
だなんて、フランス料理、恐るるに足らずぢゃ。

ま、油を使って揚げるなんて技を使った最初の料理だとしたら、そりゃ、凄いことですが。



ついでに、
「ブルーリボン」
も検索してみましたが、コルドンブルーにつながる記事は見つけられませんでした。
(そんなに真面目に検索してないけど。)

映画のブルーリボン賞は、日本の賞もたいで、コルドンブルーとは、関係ないみたいです。


余談ですが、川崎フロンターレのチームカラーの「青」は
「ペールブルー」
です。

似た感じの色のジュビロ磐田のチームカラーは
「サックスブルー」
です。