私はとってもお刺身好きなのですが、アウグスブルクでは、まずお刺身は食べられません。

アウグスブルクで食べられる生の魚介類は、怪しい日本食レストランに行くと、
マグロ、サーモン、イカ……くらいがあります。


イカは、ドイツ語でTintenfischと言います。
Tintenはインクで、インクを出す魚みたいな感じなんですかねぇ。

そんな話を同僚としていたら、
「タコだって、墨を吐くじゃん。」
と言われ、「タコ」のドイツ語を調べたら、「タコ」は"Achtfuess"というらしい。

なんか、単純なネーミングだなぁ……なんて思ったのですが、タコは英語でoctopus。
これって、ギリシャ語で「8」を表すoctoと「足」を表すpousが語源らしく、
結局、同じ意味なんですね。

では、日本語の「蛸」は?と言いますと、兵庫県の「旬の食彩」
http://www.vzhyogo.com/vzevent/hgsyun/tako/akasitako.html
によると、

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「タコ」の語源については色々ありますが、江戸末期の「私語私臆鈔」には、「たこ
は多股からきている」と記されています。また、「和名抄」では、タコを「海蛸子(かい
しょうし)」とあらわしています。ちなみに、「蛸」は本来はクモのことで、海に棲むクモ
という意味から「海蛸子」とあらわされ、それが省略されて蛸一字でタコと呼ぶように
なったのだといわれています。

 別の文献では、タコは手の多いことからテココラ(手許多という漢字をあてた)とい
われ、これが転訛したものであるという説、あるいはタコはキンコやマナマコなどと同
類の海鼠(なまこ)の類であり、手があることから手海鼠(テナマコ)とされ、それが
やはり転訛してタコと呼ばれるようになったという説もあります。いずれにせよタコの
姿態、すなわち八本の手をもったことが語源に深く関わっているわけであります。




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なんか、「1,2、たくさーん」みたいに、8本まで数えられなかったネーミングのようです。

なんか、ちょっと寂しい。

私はエンジニアなので、ネーミングとかは、マーケティングの方にお任せしていますが、
あんまり安易に名付けると、後々恥ずかしい思いをするので、
予め、色々と考えた名前をストックしていただきたいと思います。