この日は、私たちの住むバイエルン州のお隣、バーデン・ヴュルテンベルク州の州都シュツットガルトのワイン祭りに行ってきました。

バイエルン州内は、バイエルン・チケットで行けるのですが、州をまたぐ場合は、週末ならドイツ国内のどこでも行けるショーネス・ボッヘネンデ・チケットを使います。これも5人までで37 EURO。

ショーネス・ボッヘネンデ(Shoenes Wochenende)は「よい週末を」"Have a nice week end."という意味ですが、ドイツの方は、このフレーズが好きみたい。

週末の退社の際には、ほぼ必ず全員が"Shoenes Wochenende!"と言います。
普段でも"Schoenen Nacht"「良い夜を」をよく使います。

この前は、マンションの入り口ですれ違ったおばさんに、急に"Shoenen Abend."「良い夕方?を」と言われたりしました。

そのショーネス・ボッヘネンデ・チケットで行ってきました。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

バイエルン・チケットで行ける一番西はUlm。シュツットガルトに行くには、ここで乗り換え。
出口には、ドイツ語とフランス語の表記がありました。
フランスに近いから、フランスの方も、よくいらっしゃるのでしょうね。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

シュツットガルトの駅は、改装予定。
この改装は、40億ユーロかかるらしく、反対派の市民の方が駅の周りに集まっているから危険との事前情報もあったのですが、少なくとも日本語のサイトを見た限りでは、この情報は無し。

会社の同僚に訊くと、ま、集まっているようなことはテレビでやってたけど、危険ではないでしょう。
とのことで、やはり行くことにしたのでしが。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

ケーニヒス・バウ。
ガイドブックにも載っているのですが、何が有名なのか不明。
ケーニヒスは王様、バウは工事とか建築物とかの意味なんですけど、宮殿ではありません。
王室の作業場だったのかな?

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~ くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

さて、ブログで知り合ったプレッツェンさんの紹介で、美味しいと言われたお店へ直行。

ヴァイツェン・ビアありますか?と訊いたのですが、さすがにワイン祭りなので、ありませんでした。
日本人は、最初はビールなんですけど。

食事はキノコソースのシュペッツレにしました。
ドイツ南部の方々は、本当にシュペッツレが好きです。

シュペッツレはパスタなんですけど、バイエルン地方のシュペッツレは、小指の第一関節をさらに一回り小さくしたようなパスタが大体なのですが、ここのはタリアテッレみたいな形をしていました。
つ一カ月くらい前までは、シュペッツレを避けて注文していたような気がするのですが、今では、このシュペッツレも美味しそうに見えてしまいます。

ま、実際、ここのは、美味しかったです。


くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

食事を終えて、プレッツェンさんの案内で、市内を散歩。
途中のお店に、箒を逆さまにして、立て掛けているお店がありました。
日本なら、お客様お断りの意味になってしまいます。

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市場です。
果物屋さんは、絵的に奇麗です。
生ハムが売られていました。
ハモン・セラーノとハモン・イベリコがあったのですが、やはり、ここはハモン・イベリコ。
「200gください」と言ったのに、いきなり大きな塊を二つもショーケースから取り出したので、びっくりしましたけど、単に上から二番目の生ハムをスライスしようとしただけみたいでした。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~ くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

さて、この日の夜は、自宅でハモン・イベリコと一緒に、赤ワイン、プレッツェルにすることにしました。
プレッツェルは、社員食堂で、結構、私の主食になっているのですが、ちょっと手の込んだ(?)食べ方として、プレッツェルのバンツのマークが二つになるように、真ん中から切り離して、そこにバターをたっぷり塗って、またプレッツェルの形を元に戻す食べ方があります。

一回、これをやってみようと、そのシュツットガルトのお店で、バターも買いました。

あと、リンゴを切ってもらって、夕食にしたのですが、確かに、これらは暖かい食べ物は無い。
ドイツの方は、お昼くらいしか暖かい食べ物を食べず、あとの二食は冷たい(カルト)食事(エッセン)だと聞いてはいましたが、こういうメニューなのかもしれません。