今年は、夏だと言うのに、涼しい日が続くアウグスブルク。
朝は涼しいというより、若干寒いくらいなので、ヤッケが必要です。

ただ、週末は比較的天気のいい日が多いので、いい感じです。

この日は、天気が良くてヴァイツェン日和。
市庁舎にあるラッツケラーへ食事に行きました。

ここは、外にもテーブルがあって、風を浴びながらのヴァイツェンが気持ちいい。
なんで、風を浴びながらビールを呑むのって、美味しいのでしょう?
スポーツ観戦が魅力的な一因に、この風を浴びながらのビールもありますね。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

バイエルン地方では、この時期、あんずだけが旬らしい。
ラッツケラーでは、旬の食材を使った特別メニューシリーズが時々あります。

この日は、そのあんずだけメニューシリーズの中から、あんずだけの卵とじとトマトとパンと言うのを選びました。
……辞書を引き引き……。

注文した段階では、なんとなく大き目の卵とじの隣にパンとトマトサラダが並んでいるのかと思いましたが、焼いたパンの上に玉子とじとトマトが乗ってました。

焼いたパンと玉子とあんずだけとトマトの、それぞれことなる食感が重なって、楽しかったですね。
ビールのつまみには、かなり良かったんじゃないかと思います。

さて、ビールで喉を潤したのですが、この「喉を潤す」という単語がドイツ語では無いらしい。
「湿る」のfeuchtと「富む」のreichはあるのですが、「喉を潤す」という単語は無いみたいです。
ドイツ人が言ってました。
辞書を調べた範囲では、英語でも無いみたいです。

「漉く」という単語も英語やらドイツ語では無く、make,machenになってしまうみたいですが、日本は紙を、何かを書くものだけでなく、装飾品やらに使ってたから、だんだん別の表現を使うようになったのかと思いますが、「喉を潤す」なんて、万国共通なんだから、各国で表現する単語があってもよさそうですけどね。

やはり、日本は、食事を引き立てるためではなく、酒がメインで、食事が「酒の肴」だからかな?