この日はレーゲンスブルクに行ってきました。
レーゲンスブルクも私の住むアウグスブルクと同じバイエルン州です。

バイエルン州内なら公共機関乗り放題のバイエルンチケットで行ってきました。

レーゲンスブルクは、ドナウ川沿いの世界遺産の街。
ドナウ川の上を船が荷物を運ぶ際に、その一つの港として栄えたらしい。

気温は低かったですね。
嫁様と、同行した同僚は帽子を持っていなくて、駅を降りて、マクシミリアン通りを進むなか、途中のスポーツ用品店で、帽子を買ってました。

私は、普段から公共交通機関での通勤なので、帽子と手袋は、常に身につけています。


Steinerne Brücke(スタイネルネ橋)というのが、1135年にレーゲンスブルクでドナウ川の対岸を結ぶ最初の橋として着工されたらしく、このスタイネルネ橋の脇にある、ドイツ最古のソーセージ屋さん(Historiche Wurstkueche)も1135年から開業しているらしい。
これは、お店に入って私の前に座ったドイツ人のおじさんが、店員さんに確認してくれました。

なんでも、その橋を造る工夫のために、ソーセージのお店を出したのが始まりらしい。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~-看板


店内は、35席くらいが、狭いところに押し込められるように配置されていました。
ただ、これは冬の話。
夏には、ドナウ川沿いに、オープンカフェよろしく、多くのテーブルと椅子が並べられるのだと思います。
私の直感では、夏には、300席くらいが、ドナウ川沿いに並べられるのではないかと思いました。

京都の鴨川沿いの「床」のように、暑い夏の日差しの中で、川から吹いてくる涼しい風を全身に受けながら飲むビールは、おいしいんだろうなーと思い、我々、レーゲンスブルクを訪れた一行は、夏季のリターンマッチを決意したのでした。

私たちは、12時過ぎくらいにお店に入ったのですが、入った時は10人くらいしかいなかった店内が、注文したソーセージが来る頃には満員になって、お店の外には列ができていたようでした。

ちょっとラッキー。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~-ソーセージ

そのソーセージです。
ソーセージは、ニュルンベルグよりも、一回り大きな感じ。
付け合わせのザワークラウトも絶妙な味加減で、ついつい全部食べてしまいました。

お皿の奥に見える調味料は、ソーセージ用ですが、甘辛い感じで、一応、マスタードになるのかなぁ?

そうそう。
ソーセージの注文ですが、ニュルンベルグもでしたが、まず基本が6本くらいからスタートで、あと、9本、12本、15本……といった具合に、一皿に何本入れるかを注文します。
6本でも12本でも、一本当たりの単価は変わりません。
これは、逆に注文しやすい。

で、とりあえず大きさもわからないので、一番少ない6本入りの皿を注文したのですが、私は、
「drei(三の)……」と言いながら、メニュー上の「6本入りソーセージ」を指刺したのですが、
隣の方は
「dreimal sechs(三つの6本入り)」
と注文してました。

そうか、そうやって頼むのか。
今年の夏に訪れた時は、そうやって、カッコよく頼もうと決意している私ですが、その時まで、覚えていられるかどうか……。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~-水位

Wasserhoeheで水位を表すのですが、なんか数十年に一回、ドナウ川も氾濫するらしく、氾濫すると、その記念に、氾濫日時とその時の水位を記録しているみたいでした。
1886年だったかな?
この時の氾濫も大きかったらしく、店内に、この水位の表示と、その時の模様を映した写真が、A2判くらいの大きなパネルになって、店内に飾られていました。