Stiftkeller St.Peter
これが、ヨーロッパ最古のレストランの名前です。


さて、旧市街地です。
あ、なんかねー。三部作になっちゃいました。
もし、

この記事から読むかたがいらっしゃったら、
2つ前の記事
から読んで戴いた方が、ちょっと面白く

なるかと思います。
あ、面倒くさい方は、引き続き、このページをご覧ください。

オーストリアのザルツブルグ中央駅(Salzburg Hauptbahnhof)から、フラフラ歩いてきた私達は、
とりあえず、日本人用のガイドブックに載っているお店を探すことにしました。

お店の名前はシュティフツケラー・ザンクト・ペーター(Stiftkeller St. Peter)。
kellerって、地下の意味なのですが、なんか、このザルツブルクの旧市街には、
やたらと"Keller"のつく店が多い。

地下には、とっても見えない場所にお店があるんですけど。

でも、もしかしたら、この辺りのお店は、そもそも、山をくりぬいて洞窟のような住まいを利用していたのが、
最初かもしれません。

その後、色んな開拓があって、そもそも山の斜面に埋まっていたお家が、更に色んな方の開拓によって、
掘り出されて地上にあるように見えるようになったのかもしれません。

今では、どうみても、地下には見えない建物になっています。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

これが入り口です。
結構、由緒が正しそう。


くいしんぼう~酒とワインに合う肴~
 
なんと、このStiftkeller St.Peterは、西暦803年に創業開始。
日本では、平安時代が「794 ウグイス 平安京」
だから、平安遷都から10年程度の時期にできたお店が、未だに現役でいるということです。

地震が無い、国の「せい」か、こういう古いモノを自然に残そうとしているところは、尊敬です。
街中の大半を占める石畳も、担当職員(?)の方が、ほぼ毎日ゴミを整理し、
お掃除カーで道路を綺麗にしたり……。
私は、お肉を食べました。
お肉料理が、結構美味しい。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

そもそもこのお店には、オリジナル醸造ワインもあるというのも、来たくなった点でした。
頼みましたよ。自家製の白ワイン。

ほんとに、スッキリしてました。
たぶん、ボトルワインと違うところは、防腐剤?が入ってない点だと思います。
なんか、ボトルワインって、その防腐剤だかなんだか知りませんけど、薬品っぽさが気になるんですよね。
安いワインほど、これが顕著。

いつもワインはボトルで注文する私達ですが、このワインのボトルはありませんでした。
カラフェのみです。
でも、そりゃそうですね。
新鮮なワインをいちいちボトルに詰めなくても。

あと、値段も安かったです。具体的には忘れちゃったけど。
結局、一人あたり一本分くらい頼んだのかな?……それも忘れちゃいました。

たまに、この防腐剤の風味が美味しいという方もいらっしゃいますけど。
ま、それも好みです。

くいしんぼう~酒とワインに合う肴~

私達のテーブルを担当してくれたウエイターさんは、なんと、日本在住経験有り!
日本語も10単語くらい知ってました。(もっと知ってるかもしれないけど。)
なんか、造船メーカーで働いていらしたらしく、
なんとかって言う豪華客船が、日本ではなんとかって名前で有名だとか言ってました。

説明を聞いてる時も、今、このブログを書いてる時も酔っ払ってるので、固有名詞の記述は不可能ですな。

そのウエイターさんに、
「このお店で醸造した赤ワイン無い?」
と訊いたら、
「醸造した赤ワインは無いけど、このお店のために醸造した赤ワインはあるよ。」
と言って、出してくれたのが、このレストランの名前である、Stiftkeller St.Peterとラベルされた赤ワインでした。

私は、ほっぺたの表面が落ちるくらいの渋い赤ワインが好きなのですが、このワインも渋めでよかったですね。

私の嫁様のブログにも追加情報とか、その自家製ワインの記事 がありますので、ご興味のある方は、ご覧ください。