午前二時 ふとキミは 冷蔵庫を開けて言った
「ナルトが無いんだクイポ」 アレは無くてもいいだろう
二分後にキミが言った 大袈裟なリアクションしながら
「食べられない」 変態観測 放棄をして立ち去ろ
深い闇を抱えているようだ 私の飼い主は
私の震える手を 握ろうとした あの目は
食べられないと呟いて 冷蔵庫を覗き込んだ
「ラーメンが食べたいの」 いくつも候補をあげてたよ
ナルトが無くてもいいじゃんって 相手もろくにしなかった
「いる」という 結論の キミを再び蔑んだ
フレンチブルドッグひろば