或る病気の記録「腑に落ちない」7 | 真我探究(アートマ・ヴィチャーラ)

真我探究(アートマ・ヴィチャーラ)

最凶の50代 自由人
  Harryの徒然草子
禍々しきプラーナを纏いながらも、
   あるがままに生き、真我探究する日々の記録

Foods * Fitness = Healthy Life「食・動・楽」

第7回 入院

 入院二日目。

 朝起きたら先ず体重を量る様に言われた。

 2ヶ月前に半日ドックで量った時は58.5kgだったが、54.0kgまで落ちていた。

 因にわたしの標準体重は、約64.5kg。

 退院後、見舞いに来た友人から聞いたのだが、そうとう痩せ細って見えたらしいビックリマーク

 身体が軽く感じてはいたが、自分ではあまり解らないもんなんです。
ダイエットのし過ぎで、ガリガリになっちゃう人も同じ感覚なのでしょうかはてなマーク


 入院当初の食事は一切無し。
 栄養補給は点滴のみだった。

 で朝食。

 同室の方の食事を横目で見つつ、コチラは点滴。

 この頃は、もうあまり空腹感を感じなくなっていたので、特に羨ましく思う事もなかった。



 ただ、この点滴が少々厄介なのです。

 移動する時は、点滴スタンドと一緒に動かねばならず面倒くさいし、変に腕を動かすと血が逆流して止まってしまうことも多々あった。

 また、点滴をした事が有る方なら判ると思うが...トイレが近くなるあせる

 そんなに膀胱は小さい方でないと思うが、尿意を頻繁にもよおすのが煩わしかった。

 そうそう尿で思い出したが、蓄尿というのをさせられた。

 排泄量を量ったり検査に使用するらしい。でも、すぐに一杯になってしまうから困ったもんだった



 あと朝にする事は、看護婦(当時の表現)さんが血圧チェックとその日スケジュール確認等々。

 午前中は、採血だったと思う。


 お昼ご飯は、また点滴(笑)


 午後は、回診と内視鏡検査の日を決めたりした。

 その後は殆どテレビを見ているか、本を読んでたかなはてなマーク



 夕方5時を過ぎれば、もう夕食の時間だ。

 夕飯は、もちろん点滴のみ(哀)


 病院の夜は早い。


 こんな感じで、入院二日目は終わった。





 余談ですが、点滴で栄養を摂れる様になったので、わたしのもう一つの持病アトピー性皮膚炎も徐々に回復していった。

 もちろん薬も使用していたが、飲み薬はNGなので塗り薬に頼らなければならなかった。

 広範囲に渡り肌が赤向け状態になっていたので、軟膏では間に合わないので液体のステロイド薬に変えられた。

 かなり強目のステロイドらしいので、「良くなってきたら使用しない様に」とも言われた。


 点滴と薬のおかげで良くなっていくのは有り難いのだが、ひとつ面倒な事があった。

 それは、風呂に入れないので皮膚が修復される時、大量のフケ(1)状の物体(古い角質?)が発生する事だった。

 多い時には、朝起きた時かき集めると山盛りになるくらい!?

 シーツを替える係の人も、最初はなんだか解らなかったみたいだ。

 起きてる間もボロボロ落ちるので、小箒を借りっ放しにしてコマメに自分で掃除する事にした。


 その後、液体の薬も使わなくなり風呂にも入れる様になると皮膚カスも出なくなったが、暇つぶしの掃除が出来なくなりちょっと寂しかったかな(笑)



★闘病日記1993年★

登録No.93-59165-6

病歴番号:52247


8月27日(金)
口にした物:氷1個、水500cc以下。
体重:54.0kg

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入院生活のしおり病院


つづく



(※10年以上の前の記憶を辿って書いているので、一部記憶違いが有るかも知れません)

脚注
(1)フケ(雲脂)



参考サイト:東京慈恵会医科大学 外科学講座(アカラシア