真っ白な空間 | こまあんにゃ ネガ・ネガ 生死確認

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 寝付けない...。

 不安もあるからだろう。私は大抵、気持ちが不安定になると見る夢がある。


 午前3時を回って、やっと睡魔は襲ってくれた。

 だけど、何か違う。やはりいつもの夢を見そうだ。




 真っ白な空間。誰もいないし、何もない。

 奥行きも高さも、ありとあらゆる物が真っ白で、私だけが3次元。

 
 閉じ込められている感じ。そして誰もいない空間なのに、誰かの眼が気になっている。


 「助けて!」

誰もいないのに、不安が募って助けを求める。誰も助けてくれるはずがないのに。

 
 

 その空間からの脱出を試みるため、とにかく動き回る。声を出して助けを求めながら。

 動き回って数時間だろう。あくまでも夢の中の時間。突然足元に、「地」の感覚がなくなる。そして落ちていく。


 「お願い!誰か助けて!」

 
 落ちたまま助けを求めるところで

 


目が覚める。

 また今日も見た。同じ夢だ。いつも同じところから始まり同じところで終わる。


 酷く疲れが溜まる。

 今日もこれから仕事だ。


 いつも自信のない私は、この夢を見た日は、疲れ切った顔をしているらしい。