やさしい生命保険? 引受基準緩和型終身保険?

 

生命保険は進化していろいろな保障が各社ばらばらの支払い条件で存在していますのでますます複雑になっています。

 

引受基準緩和型保険というのがあります。

健康に不安があっても、持病があっても入りやすい保険というものです。

ある会社の終身保険の例で調べてみました。

加入例と保険金額の一例です。

60歳男性 月々12,000円 終身払い 終身保険金額 2,365,000円

 

この場合、保険料累計が何年で終身保険金額に達するか、計算してみます。

2,365,000÷(12,000×12)=16.42

60歳で加入して16年後の76歳までに不幸にして亡くなれば保険料累計額よりも多くの保険金がもらえます。

 

いっぽう、60歳の平均余命を生保標準生命表2018(死亡保険)(男)を調べます。

23.68でした。

生命表では83.68歳が平均して死亡する年齢ということになります。 

 

この保険は掛け捨てではないとうたっていますが、終身保険は将来に起こる死亡に備えて責任準備金を積み立てるものですからあたり前のことだと思います。

 

健康に自信はないが、どうしても保険金として残したいという方にはぴったりな保険だと思います。