忘れ得ぬ歌ぱーと827「さっぽろの心をあなたに(五番舘全舘オープン記念CMソング)」 | 遊遊のブログ

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さっぽろの心をあなたに
(五番舘全舘オープン記念CMソング)

作詞:林春生 
作曲:淡野圭一

北国の青い空に 流れる雲が よく似合う
素晴しいことが みんなを待っている
さっぽろの心を あなたにもあげよう
いまは小さな幸せだけど
ラン・ララ・ララ・ラララ
カラフルワイド 五番舘


北国の青い空に 朝日の色が よく似合う
新しいことが みんなを待っている
さっぽろの心を あなたにもあげよう
いまは小さな幸せだけど
ラン・ララ・ララ・ラララ
カラフルワイド 五番舘


➡️かつて札幌に「五番館」と言うデパートがありました。
場所は北4条西3丁目ですから、札幌駅のど真ん前になります。

札幌で有名デパートと言えば「丸井今井」と「五番館」が双璧をなしていました。

勿論道内各地にも、有名デパートはありましたが、函館の「棒二森屋」も、小樽の「大国屋デパート」も、釧路の「丸三鶴屋」も、この二つのデパートには及びませんでした。

「五番館」は、1906(明治39)年から(前身の札幌興農園を含めると明治27年からの歴史を誇った、道内一のデパートでしたが、業務提携した札幌西武も、2009(平成21)年9月30日に閉店し、五番館時代からの百貨店としての歴史に終止符を打ったのです。

「五番館」は札幌駅に近い為、修学旅行の学生が、列車待ちでたむろしていた所です。

勿論買い物なんか出来ませんが、道東の釧路とは比べものにならない位の大都会札幌の最後の夜を、列車に乗るまでの間、都会の雰囲気を味わったものでした。

「五番館」と言う名称は、当時小樽駅(今の南小樽駅)から数えて、五番目の駅が札幌だった為、この名称にしたらしいです。

この曲は、1972(昭和47)年、五番館新装開店を記念して作られた曲で、赤い鳥が歌っています。
 
頻繁にテレビとラジオのCMで流され、ソノシートも頒布された事もあり、道民には馴染みの深い曲でした。
 
札幌オリンピックのテーマソングである『虹と雪のバラード』と同じくらい北海道では有名な曲で、当時を知る人なら今でも歌える人は多いと思います。

今の道内は「五番館」も「丸井今井」も「大国屋」も「棒二森屋」も「丸三鶴屋」も潰れ、百貨店は全滅状態です。

あの頃、デパートに連れていって貰う事が、何よりの楽しみでしたが、そういえば継母に連れていって貰った記憶はありません。

もう北海道には、あんな時代は戻って来ないのでしょうか…

https://youtu.be/AlqaAhY_5zo