さっぽろの心をあなたに
(五番舘全舘オープン記念CMソング)
作詞:林春生
作曲:淡野圭一
北国の青い空に 流れる雲が よく似合う
素晴しいことが みんなを待っている
さっぽろの心を あなたにもあげよう
いまは小さな幸せだけど
ラン・ララ・ララ・ラララ
カラフルワイド 五番舘
北国の青い空に 朝日の色が よく似合う
新しいことが みんなを待っている
さっぽろの心を あなたにもあげよう
いまは小さな幸せだけど
ラン・ララ・ララ・ラララ
カラフルワイド 五番舘
➡️かつて札幌に「五番館」と言うデパートがありました。
場所は北4条西3丁目ですから、札幌駅のど真ん前になります。
札幌で有名デパートと言えば「丸井今井」と「五番館」が双璧をなしていました。
勿論道内各地にも、有名デパートはありましたが、函館の「棒二森屋」も、小樽の「大国屋デパート」も、釧路の「丸三鶴屋」も、この二つのデパートには及びませんでした。
「五番館」は、1906(明治39)年から(前身の札幌興農園を含めると明治27年からの歴史を誇った、道内一のデパートでしたが、業務提携した札幌西武も、2009(平成21)年9月30日に閉店し、五番館時代からの百貨店としての歴史に終止符を打ったのです。
「五番館」は札幌駅に近い為、修学旅行の学生が、列車待ちでたむろしていた所です。
勿論買い物なんか出来ませんが、道東の釧路とは比べものにならない位の大都会札幌の最後の夜を、列車に乗るまでの間、都会の雰囲気を味わったものでした。
「五番館」と言う名称は、当時小樽駅(今の南小樽駅)から数えて、五番目の駅が札幌だった為、この名称にしたらしいです。
この曲は、1972(昭和47)年、五番館新装開店を記念して作られた曲で、赤い鳥が歌っています。
頻繁にテレビとラジオのCMで流され、ソノシートも頒布された事もあり、道民には馴染みの深い曲でした。
札幌オリンピックのテーマソングである『虹と雪のバラード』と同じくらい北海道では有名な曲で、当時を知る人なら今でも歌える人は多いと思います。
今の道内は「五番館」も「丸井今井」も「大国屋」も「棒二森屋」も「丸三鶴屋」も潰れ、百貨店は全滅状態です。
あの頃、デパートに連れていって貰う事が、何よりの楽しみでしたが、そういえば継母に連れていって貰った記憶はありません。
もう北海道には、あんな時代は戻って来ないのでしょうか…
https://youtu.be/AlqaAhY_5zo