君は輝いて天使にみえた
作詞・作曲:天野滋
走ると揺れて 止まると揺れて
緑の電車はゆくよ
君の頭に 吊輪が下がり
天使のようにみえたよ
なにげなく 風景を
なにげなく 眺めているきみが
だんだん 変りはじめてる
それが心配な僕さ
恋を無くして 泣いた日がある
ホントは僕もわかってた
流れる髪を 掻き分けた時
大人の影がのぞいた
できるなら いつまでも
できるなら 心の片隅に
少女の 気持ち忘れずに
僕はそれだけを願う
駅の階段 今ごろ君は
息切らして降りてる頃
僕が残した 伝言板の
見慣れた文字を探して
君は今 輝くよ
君は今 天使の羽根をつけ
自由にどこか飛べばいい
僕は見守っているよ
君は今 輝くよ
君は今 きれいになってゆく
黙って 僕は見ているよ
だからもう少しこのまま
➡️1982(昭和57)年5月21日にリリースされた、石川ひとみちゃん14枚目のシングルで、B面は「マリンブルーに溶けないで」です。
石川ひとみちゃんは、1959(昭和34)年9月20日 に、愛知県海部郡美和町(現:あま市)で生まれました。
その後右向け右1978(昭和53)年5月25日に「右向け右」でデビューしましたが、どちらかと言えば、正統清純派アイドルだったため、あまり目立った存在ではなかったような気がします。
彼女がブレイクしたのは、三木聖子の曲をカバーした「まちぶせ」でしたが、
まちぶせ ( 作詞・作曲:荒井由実)
三枚の写真 ( 作詞:松本隆、作曲:大野克夫)
夕暮れて ( 作詞:丸山圭子)
ひとりじめ ( 作詞・作曲:天野滋)
と、ニューミュージック系ミュージシャンによる作品が続き、この曲は2曲続けてN・S・Pの天野作品になりました。
この曲は石川ひとみちゃんの曲のなかでは、珍しく「男言葉」なんですが、それがまた可愛らしくてたまりませんでしたよ。
駅の伝言板なんて、どこにも見当たりませんが、あの当時は大切なアイテムでした。
ただ私は列車通学ではありませんでしたので、バスの吊り革がNちゃんの頭の上にあっても、決して「天使」とは思わなかったですが、都会であれ田舎であれ、通学途中の甘酸っぱい体験は、どなたもおもちかと…
そんなバカ話を二人で話していたら「今は天使と一緒だものいいべさ?」
天使というより○○母神では…と言おうとしましたが、あとが恐いのでやめときました(笑)