忘れ得ぬ歌ぱーと759「雨」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。



作詞・作曲:後藤悦治郎

やさしい雨なら かさなしで
花のこころで あるきます

明るい雨なら キツネかタヌキ
結婚ばなしも ウフフ…

あしたも雨が 降るのなら
たいくつだから うたをつくります


ひとりの雨なら さみしくて
昔のうたを うたいます

やまない雨なら まどあけて
虹のこころで うたいます

やまない雨なら まどあけて
虹のこころで うたいます


虹のこころで うたいます


➡️1973(昭和48)年6月20日にリリースされた、フォークグループ「赤い鳥」8枚目のアルバム「祈り」の収録曲です。

ボーカルは平山泰代さんで、聴いているだけで赤面しそうな声ですが、癒されます。

多分「赤い鳥」の楽曲では珍しいであろう3/4拍子の曲ですが、これが梅雨時のあのジメジメ感を、爽やかなものに変えてくれたような気がします。

もっとも、今住んでいる北海道釧路には、梅雨なるものはありませんから、私の奥さんのNちゃんは、内地の脳ミソに黴が生えそうなあの季節を知りません。知らないことは幸せでもあります。

北海道は秋に雨が続きます。
梅雨と違いジメジメはありませんが、ひと雨毎に気温が下がります。

釧路の気候は「亜寒帯湿潤気候」と言うらしいですが(私達は「冷帯」と習った)釧路は雨より霧の街ですから、たまに雨が降ると腹立ちますね。

霧は傘は要らないが、雨は傘が必要ですし…
とにかく雨降りは外出が億劫になるのです。

とは言うものの、Nちゃんと幼稚園に通っていた頃は、二人して傘をぶん回し、濡れ鼠になっても走り回っていました。

あの頃って、底抜けに元気でしたね。

歌詞の中に「ひとりの雨ならさびしくて昔の歌を歌います…」とありますが、これって確かにありますよね。

雨って鬱陶しいですけど、何かを思い出させてくれるマジックかもしれません。

昭和48年6月は、私やC.Kちゃんは施設に入っていました。
施設に備え付けのレコードで聴いたこの曲ですが、施設の休日(カレンダー通り)に雨が降ると、C .Kちゃんがこの曲を歌ったものです。

私は「銀の滴ふるふるまわりに…」の方が好きだったけど、親友のC.Kちゃんが好きだったみたいでしたから、いつしか覚えてしまいました。

この曲を聴くと、あの頃を思いだして、胸がキュンとなってしまいますね。