変調田原坂
作詞: 中山大三郎
編曲:高橋五郎
熊本県民謡
ええもう くそったりゃー
いいことありゃせん
外は雨だし 金はねーし
色気はねーし もう
学校行ってん やる気は出らんし
とんといかれんわい もう あーあ…
雨は降る降る 蒲団はぬれる
越すに越されぬ 安下宿
右手に質札 左手に馬券
豊かに生きます 未成年
夕べ見た夢 忍者になって
花の女子寮へ忍び込む
ご町内の皆様 毎度お騒がせいたします
お馴染みのちり紙交換でございます
ご不要の古新聞 古雑誌等を
トイレットペーパーと交換いたします
お呼びくださればこちらから参ります
毎度お騒がせいたしております
俺がやりたいでっかい仕事
ちり紙交換屋 かんそうや
➡️1971(昭和46)年2月5日にリリースされた、第1期かぐや姫(南高節とかぐや姫)のセカンドシングルで、B面は「マキシーのために」です。
この曲は、1971(昭和46)年6月25日にリリースされた、た第1期かぐや姫唯一のアルバム「レッツ・ゴー! かぐや姫」にも収録されました。
元歌は熊本県民謡「田原坂」で
雨は降る降る人馬は濡れる、越すに越されぬ アラ田原坂
右手に血刀左手に手綱、馬上豊かな アラ美少年
春は桜秋ならもみじ、夢も田原の アラ草枕
草を褥に夢やいずこ、肥薩の天地 アラ秋さびし
しかしこの曲は、笑える…と言うのか「ふざけてる」と言うのかわかりませんが、B面の「マキシーのために」と共に、当時の学生を見事に描いた歌詞と思いますが、残念ながらこの曲の歌詞は検索してもヒットしません。
曲中には「ちり紙交換」の台詞が入っていますが、昭和46年は「オイルショック」前ですので、何か理由があったのでしょうか(手っ取り早いバイト?)
この曲は養護施設のレコードで聴きました。
私が入所したのは、昭和48年1月でしたから、ほぼリアルタイムですね。
もっとも「レッツ・ゴー!かぐや姫」が何故施設にあったかは知りません。
しかし得体の知れないレコードは、結構あったような気がします。
民謡「田原坂」は、京都の祖父母がよく歌っていました。
のちにこの曲が流れると、妙な感じがしたものです。
今NHK大河ドラマでは「西郷どん」が放送されていますが、田原坂の戦いはまだ先とはいえ、必ず出てくると思います。
バックに流れる音楽は「田原坂」なのか「抜刀隊」なのか…
間違っても「変調田原坂」ではないと思いますが(笑)