忘れ得ぬ歌ぱーと719「風にのせて」 | 遊遊のブログ

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風にのせて

作詞・作曲:イルカ

見知らぬ街の
あの少年にとどけておくれ
この言葉を…

風にゆれる花を
「きれいな」とあの人は言った
ぼくは、今まで何も気づかなかった

風にゆれてる花が
君には見えますか?
見ようとしなければ何も見えはしないのです

急ぎ足で通り過ぎて
行くなんて
君にも知って欲しいな
心のとびらをあけて


君に聞こえますか?
ぼくのこの声が
いつまでもうつむいていないで
顔を上げてごらん

風にゆれてる花が
そこには見えるはず
今すぐとどけてあげたいな
あの人からもらったほほえみを君にも
風にのせて


「とても悲しいことがあった時、つらい時、
だれでも、他の人からほほえみをもらうものです。
そして自分もほほえむことが出来る様になるのです。
だから今度は君にも、ほほえみをあげたい」


➡️1975(昭和50)年3月25日にリリースされた、イルカさんのソロ2枚目のシングルで、B面は「陽だまりのの中で」

この曲の次(昭和50年11月5日)のシングルが、かぐや姫の曲のカバーである「なごり雪」です。

この曲はイルカさんの初期にあたる曲で、どことなく「シュリークス」時代の雰囲気を残しています。
またイルカさんにしては珍しい「台詞」が入っているのが特徴です。

この曲は気味の悪い事に、うちの奥さんが好きだった曲で、里子先のN.KちゃんがNちゃんから教えて貰っていた「曰く付き?」の曲でした。

もっとも後年知ったことでしたが、Nちゃんも一応「なごり雪」を始めとして、有名な曲は普通に知っていたみたいです。
偏見はいけませんね(^_^;)

この曲のアレンジは「雨の物語」「クジラのスーさん空を行く」「いつか冷たい雨が」等々の石川鷹彦さんで、私個人の意見としてですが、木田高介さんのと共に大好きなアレンジです。

この曲がリリースされてからすぐに、ラジオのリクエスト番組で流れていましたから「聴き取る」事は容易でした。

ただ当時のラジオリクエスト番組は、一位にならないと大体が1番だけというパターンでしたので、乏しいお小遣いからN.Kちゃんと出しあって、シングル(ドーナツ盤)レコードを買ったものです。

あの時代に、今くらいのAV機器があったなら、間違いなく今の倍以上の曲が頭に入っていたでしょうが、間違いなく里子先の両親や教師から「ヤキ」を入れられた事でしょう。

この曲はクラスでは歌う事はあまりなかったですが、いつもの面子が揃うとリクエストされたものでした。

C.Kちゃんもこの曲が好きで、いつも頬杖をついて聴いていたのが印象的でした。

陽だまりの中でコーヒーを飲みながら二人ソファーに座り、イルカさんの曲を聴くのも、今や我が家の定番になったようです。