忘れ得ぬ歌ぱーと669「三丁目の夕焼け」 | 遊遊のブログ

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三丁目の夕焼け

作詞:大久保一久
作曲:瀬尾一三

黄色くきばんだ写真に
過ぎしの思い出を
みつけて僕は1人で
昔をなつかしむ
三丁目の夕焼け
忘れてはいません
今も胸の中に
残っています


あんちゃんに
手を引かれる
影が長くのびて
いつもあの道を
とぼとぼかえってた
三丁目の夕焼け
忘れてはいません
今も胸の中に
残っています


soon1976(昭和51)年1月25日にリリースされた、風のセカンドアルバム「時は流れて」の収録曲です。 

デビューアルバム「ファーストアルバム」から7ヶ月後にリリースされ、前作に続いてオリコンチャートの首位を記録しました。

収録曲は
「北国列車」
「時の流れ」
「古都」
「何かいいことありそうな明日」
「忘れゆく歴史」
「三丁目の夕焼け」
「あの唄はもう唄わないのですか」
「ふるさとの町は今も」
「まぶしすぎる街」
「あなたへ」
「暦の上では」
「終わりのない唄」

風は、かぐや姫の伊勢正三さんと、猫の大久保一久さんによる、フォークデュオで、知名度としては、伊勢さんの方が上なんでしょうが、大久保さんも実力者であり、佳曲が多いです。

このアルバムは、伊勢さんと大久保さんの曲が、交互に収録配置されていますが、大久保さんの「想い出路線」とでも言うべき曲は、聴いていて和みます。

この「三丁目の夕焼け」は、西岸良平さんの「三丁目の夕日」とは関係はありません。

ですが歌詞には、どことなく「三丁目の夕日」の風景が滲んでいるような気がします。

昔はあちこちに空き地や広場がありました。

そこで男の子も女の子も、真っ黒になるまで遊んだものです。

夕焼けで西の空が、朱色に染まる頃、友達と共に家に帰るのですが、私は家には帰りたくなかった。

そんな私を、Nちゃんは手を引いて、家に連れていく(隣同士)のですが、継母との仲が修復出来ない位最悪でしたから、機嫌が良ければ夕食にありつけ、機嫌が悪ければ、テレビも夕食も無し。

おかげさまで、児童相談所に保護された時は、立派な「栄養失調」でした。

「黄色くきばんだ写真に過ぎしの思い出を
みつけて僕は1人で
昔をなつかしむ…」

写真がある人は幸せです。

あの頃の私の写真は、何処にあるのでしょうね。

でもこの曲を聴くと、やっぱり涙か溢れてしまうのです。