作詞:北山修
作曲:筒美京平
生まれた季節が退屈だからでしょ オヤジさん
私が悪いというのわからないさ
うらんでみてもはじまりませんなオフクロ
青空みればふるさと思いだすよ
オチコボレ誰のことなの
さりげなく生きているのに
信じられぬことばかりだね
それでも生きてる
時代は今もゆっくり変わるよ
青空二日続けば雨の日
今日も一日過ぎたよ
花びら乗せて緑の木の葉がふんわり
頭を少し冷やせと飛んでいった
オチコボレ誰のことなの
死んでなんとかなるのなら
やっていたさ思い切り良く
それでも生きてる
時代は今もゆっくりまわるよ
青空二日続けば雨の日
時代は今もゆっくりまわるよ
青空二日続けば雨の日
今日も一日過ぎたよ…

私がこの曲を聴いたのは、LPレコードででしたが、北山修さんらしい歌詞にハマったみたいで、よく口ずさんでいました。
1970(昭和45)年5月25日に「杉田二郎とシューベルツ」名義で「愛の世界」をリリースしてから12枚のシングルをリリースしていた杉田二郎さんですが、11枚目は「八ヶ岳」13枚目は「ANAK」と、素敵な曲が続いていました。
このアルバムは、後にリリースされたベスト版CDと、ほぼ同じ構成だったと思います。
それにしても、タイトルが「オチコボレ」って…
辞書で調べてみると「学業不振児」の事を指すみたいで、ラインは学習上の成果が目標に達しないことで、学力不振・学習の遅れとも呼ばれることもある。落ちこぼれとも言う」となっていました。
確かに当時って、詰め込み至上主義だったですから、落ちこぼれは確かにいましたが、私なんて今の奥さんのNちゃんや、里子先のN.Kちゃんに比べると、間違いなく「オチコボレ」でしたよ。
もっともこの曲がリリースされる一月前の9月7日に、大切な可愛い妹分であるI,Kちゃんが亡くなったので、勉強どころではなかったのは確かですが…
この曲はのちの「金八シリーズ」を見据えた作品とは思いたくありませんが、杉田二郎さんが淡々と歌っているのが印象的で救われる曲です。