忘れ得ぬ歌ぱーと526「四つ葉のクローバー」 | 遊遊のブログ

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四つ葉のクローバー

作詞:山上路夫
作曲:かまやつひろし

四ツ葉の クローバー
ノートにあった
あの時 あなたが
つんでくれた
あれは 遠い夏のことさ
今では ゆくえも
知らない人
アー アー


四ツ葉の クローバー
枯れたけれど
二人の思い出 今も残る
夢のように 消えた夏よ
幼い初恋 愛した人
アー アー


soon1972(昭和47)年6月25日にリリースされた、ガロのセカンドアルバム「GARO2」の収録曲です。

「四つ葉のクローバー」は、小葉を4枚持つ白詰草で、普段見られる三つ葉のそれの変異体に相当し、その発生は稀であり、特に偶然にもそれを見付けられた者には、幸運が訪れるという伝説があります。

その伝説によれば、四つ葉のクローバーの小葉は、それぞれ「希望」「誠実」「愛情」「幸運」を象徴しているとされます。
この曲がリリースされた翌年の1973(昭和48)年3月、NHKの紀行番組「新日本紀行」で「幸福への旅 ~帯広~」として紹介され、いわゆる「愛の国から幸福へ」ブームが始まりましたが、当時小学生だった私やNちゃん、C,Kちゃんは、意味も解らずに、四つ葉のクローバーを探していました。

もっとも四つ葉のクローバーを私が見つけても、女共に取られるのがオチなのですがね。

ただC,Kちゃんなんかは、白詰草の茎で、花冠を編んだりしていましたが、Nちゃんはなかなか編めませんで、とばっちりが私に来るわけです。

「愛の国から幸福へ」ブームの時は、私もC,Kちゃんも養護施設に入所していましたが、Nちゃんとの友情は不変でした。

この間、AMラジオからこの「四つ葉のクローバー」が流れて来まして、奥さんのNちゃんが、調子の外れた音程で、鼻歌を歌っていました。

「Nちゃんてさ、花冠編めなかったよね」
「○ちゃんは上手かったけど、C,Kちゃんはもっと上手かったよね…」

少し風が強かったですが、あの頃みんなで遊んだ鶴ヶ岱公園で、白詰草の花冠を編みました。

家に持って帰り、C,Kちゃんの遺影にかけると、C,Kちゃんが少し笑った様でした。

C,Kちゃん、N,Kちゃん、I,Kちゃんと死んでしまいましたけど、心の中では、まだまだ生きているんですね。

それが又辛い時もありますけど…