忘れ得ぬ歌ぱーと513「万年床」 | 遊遊のブログ

遊遊のブログ

思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


万年床

作詞・作曲:なぎらけんいち

ここに一人の
ぶしょう者がいる
やつの部屋 四畳半には
万年床があり
よごれたよごれた
よごれた食器類


ここに一人の
ぶしょう者がいて
やつのみすぼらしい
今日この頃は
即席ラーメンと
カサカサになった
食パンが


何も
かたずけようとしない
きたない事など
かまわない
風呂など
月に一回入ればいい方で
下着はいつも あかだらけ

ほこりにまみれた 自分も
ちっとも 気に止めやしネ
きれなどと いうことは
ちっとも 気にかけネ


万年床の 横を見てごらん
七日前に来た 電報の
父、危篤の
知らせも見ずに
ほこりまみれに
置いてある
なにしろ何もが
ぶしょうなやつさ


soon1972(昭和47)年3月25日にリリースされた、なぎらけんいちさんのファーストアルバム「万年床/なぎらけんいち参上」に収録されている曲です。

このアルバムには
1…万年床
2…教訓Ⅱ
3…怪盗ゴールデンバット
4…永遠のきずな
5…舟が出る
6…さよなら北風さん
7…誰かのように
8…なぎらけんいちの奇癖9…流れ流れて
10…今は幸せ
11…さびしい流れ者
12…一円玉
13…思い出という町
14…東京節
以上14曲が収録されていますが、レコードそのものは廃盤になりましたが、後にCD化されました。

昭和47年と言えば、松本零士さんの「男おいどん」が、少年マガジンで連載されていまして、この漫画のために作られた曲なのかな?と思った位でした。

私の知る限りですが、当時の(昭和50年代に入っても)学生アパートは、概ねこんな感じで間違いはありませんね。

万年床は当たり前。
お風呂は銭湯ですから、節約の為に、公園の水道で、身体や頭を洗っている奴も、確かにいました。

かぐや姫の「赤ちょうちん」は、まだ同棲生活ですが、この曲の主人公は、どう見ても一人暮らしですもんね。
悲惨です…

でも私達は、施設で厳しく整理整頓を躾られていましたから、多分無かったと思いますが…

この曲は、Nちゃんの前では歌った事はありません。

むしろC,Kちゃんと歌っていまして、お互い施設っ子ですから、バサラな生活に憧れていたんだと思います。

さて私は、明日退院となります。

病院の万年床(ベッド)ともお別れですが、お昼にNちゃんが来て、膝枕をして貰いました。

おかげで眠れません…