ポカポカ日曜日
作詞・作曲:南こうせつ
ポカポカ日曜日
初めてのデート
僕はあがってしまって
なかなか話せない
なかなか話せない
君の好きなものは
黒い黒い かりんとう
クルクルカッパ巻
僕にはわかるんだ
僕にはわかるんだ
いつも いつも僕は
君のことばかり
考えているから
馬鹿になりそうだ
君の好きな人は
ニールヤング プレスリー
アラン・ドロン 渥美清
それとも僕かな
それとも僕かな
やがて日は落ちて
一番星 キラキラ
そろそろ頬寄せて
キッスしていいのかな
キッスしていいのかな
君は笑いながら
やさしい目で僕に
友達でいましょうなんて
やっぱりダメかな
やっぱりダメかな
いつも いつも僕は
君のことばかり
考えているから
馬鹿になりそうだ
さよならは まだ早い
時計ばかり気にして
二十才をすぎたのに
あと五分だけ あと五分だけ
あと五分だけ
あと五分だけ Fu…
1973(昭和48)年7月20日にリリースされた「南こうせつとかぐや姫」のサードアルバム「かぐや姫さあど」のA面トップの収録曲です。 「かぐや姫さあど」には、この曲を始め
2…アビーロードの街
3…けれど生きている
4…あてもないけど
5…黄色い船
6…そんな人ちがい
7…神田川
8…遠い街
9…突然さよなら
10…大きな片想い
11…僕の胸でおやすみ
以上11曲が収録されいますが、かぐや姫を知らない世代でも、一度は耳にした曲ばかり収録されています。
私がこの曲を知ったのは、養護施設の備品であったレコードでしたが、子供心に、こんなデートに憧れていました。
勿論施設には、18才までしか在所出来ないので、20才の人なんかいませんでしたから、この曲の「意味」を聞くことはしませんでしたが、児童相談所からの親友であるC,Kちゃんとは、学校の帰り道や日曜日に、デートと言うか何と言うか、二人で行動する事が多かったですね。
日曜日は事情が許せば、Nちゃんも一緒でしたが、施設内児童と、社会に住む一般児童とは、やはりサイクルが違っていましたから…
施設でのおやつは「かりんとう」「ビスケット」が主なもので、それを持って出かけたものです。
行き先は、鶴ヶ岱公園や春採公園が主でしたが、親子で歩く人達を見て、C,Kちゃんは私の手を強く握りしめました。
強がりを言っても、彼女も親の愛に飢えていたのです。