忘れ得ぬ歌ぱーと477「八月の濡れた砂」 | 遊遊のブログ

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八月の濡れた砂

作詞:吉岡オサム
作曲:むつひろし

あたしの海を まっ赤に染めて
夕日が血潮を 流しているの
あの夏の 光と影は
どこへ 行ってしまったの
悲しみさえも 焼きつくされた
あたしの夏は 明日もつづく
打ち上げられた ヨットのように
いつかは 愛も
くちるものなのね
あの夏の 光と影は
どこへ 行ってしまったの
想い出さえも 残しはしない
あたしの夏は 明日もつづく


あの夏の 光と影は
どこへ 行ってしまったの
想い出さえも 残しはしない
あたしの夏は 明日もつづく


soon1971(昭和46)年8月25日に公開された日活映画「八月の濡れた砂」の主題歌で、1972(昭和47)年3月5日にリリースされた、石川セリさんのデビューシングル「小さな日曜日」の裏面曲で(両A面)同年11月5日リリースのファーストアルバム「パセリと野の花」にも収録されていました。


石川セリさんは、父親がアメリカ人で、母親が日本人のハーフ。
現在は、井上陽水夫人として知られております。

「八月の濡れた砂」は、石川セリさんの気だるそうな歌い方が、なんとも魅力的でした。

映画「八月の濡れた砂」は、日活が「ロマンポルノ」に移行する前の、最後の通常映画で、内容はと言うと、湘南を舞台に、学園紛争敗退後の1970年代のしらけ世代の、気だるく無軌道な若者達の退廃を描くもので、私が小学4年の時の映画でしたが、封切られた時は、釧路市内の病院に入院中でした。

石川セリさんの歌声は、ラジオから流れていたので、記憶にあるのですが、この映画を観たのは、かなり後で、釧路市内にも、日活の封切館はありましたが、私が中学、高校の時には、完全にポルノ映画館になっていましたので、多分他の映画館(いわゆる二番館…南映だったか?)で観たと思います。

学園紛争とは何だったのか、私にはよく判りません。

一時期は研究もしていましたけど、今はすっかり辞めました(関連書籍は今でも沢山ありますが…)

当時小学生だった私達は、大阪万博や、来るべき札幌オリンピックに夢中になり、テレビで放映される過激派の事件に、嫌悪感を抱いていたのは確かです。

ですから、この映画を今観ても、多分何の感慨も湧かないでしょう。

奥さんのNちゃんに聞くと、この歌は記憶にないとか…

そう言えばこの人、当時はにしきのあきらさんに夢中でしたものね。