作詞:菅原孝
作曲:菅原進
夕暮れのお花畑は
僕たちの家への帰り道
カブト虫のドングリ林は
君たちの秘密のお城
何時のことから
なのでしょう
あの道も あの城も
風の中の赤トンボは
彼たちの旅のはじまり
星空の物語は
みんなの夢の討論会
何時のことから
なのでしょう
あの旅も あの夢も
想い出のレンズでは
見えなくなりました
このレンズのくもりを
拭ってください
時のぜんまいを
戻してください
僕たちの子供のために
君たちの子供のために
彼たちの子供のために
子供たちをよろしく
子供たちをよろしく
子供たちをよろしく

ピアノを主体にした編曲で、リリースは2月ですが、秋にピッタリの曲ではないかな…と思っています。
私が子供の頃、北海道…特に釧路は、かぶと虫が生息しておりませんでした。
私は京都生まれで、Nちゃんは新潟に本家がありますから、かぶと虫は実物で見ていますが、クラスでかぶと虫の実物を見たことがない児童は、結構多かったものです(クワガタは生息していた)
この曲がリリースされた時は、養護施設に入っていましたが、C,Kちゃんもかぶと虫の実物を知らず、説明に苦労した覚えがあります。
今みたいに、かぶと虫を売っているお店なんか、無いですからね。
この曲は、養護施設の先生に教えて貰いました。
ビリーバンバン=「白いブランコ」で、私は好きでしたが、この曲を知ったとき、シラケた感じがしたものです。
「子供たちをよろしく」って、私達収容児童は「よろしく」はされていない存在ですので。
辛うじて保護を受けるまでの長さは、今では「行政の怠慢」と批判を受けるでしょう。
私もC,Kちゃんも、歌は理想であり、綺麗事だと割りきって聴くようになりました。
但しその反動なのか、二人とも詩が得意になったのは、皮肉と言えば皮肉ですね。
今日家に戻り、夕食までの間、久しぶりにビリーバンバンを聴いたのですが、あの時の様な感情は湧きませんでした。
多分人並みに幸せだからだと思いますが、それも奥さんのNちゃんのおかげですね(と言っておけば、夫婦はケンカになりません)
釧路は雨も上がり、少々寒さを感じる夜になりました。