作詞・作曲:椎名恵
地下鉄の中 窓にうつる自分の姿
若くないわと 声にせずにつぶやいた
これが恋なんだと知ったのは
いくつの時かしら 目を閉じて
考えてみる
あんなに誰かを 愛せる事が
信じられなかったわ
ただ激しさだけあればよかった
19の夏 最後の恋
10年という時が過ぎて 今になれば
押される様に恋をしこる 私がいる
慣れてしまう事が怖いから
もうこれきりだと言い聞かせて
会いに行くけど
終わってしまえば いつか忘れて
また別の恋をする
女はいつでもその時が全て
そばにいる人が 最後の恋

椎名恵さんは北海道出身で、私より3つ年上。
札幌の進学校を卒業し、1981(昭和56)年10月4日開催の第22回ヤマハポピュラーソングコンテストに、本名の「及川ちさ(千沙)」名義で出場し「好きよあなた」で「川上賞」を受賞(グランプリは、アラジン「完全無欠のロックンローラー)
その後1986(昭和61)年1月1日、「今夜はANGEL」(ヤヌスの鏡主題歌)でデビューしました。
彼女の歌う曲は、大人の女性を歌い上げている曲が多く、その伸びのある透明感溢れる歌声に、当時の女性は、自分に当て嵌めて、涙している奴もおりました(いわゆる純愛ブーム…)
この曲は男にしてみると「何を勝手な事ほざいとるん。ケツ軽いだけやん」とツッコミ入れたくなるのですが、あの頃の私は、とりあえず奥さんがいて、意外と純情でしたからね(笑)
ちなみにうちの奥さんのNちゃんは、椎名恵が大嫌いと言うお方です。
理由は怖くて聞けませんけど…
当時の私は26才。
椎名恵さんは29才。
僅か3つ(正確には2才と5ヵ月)違いですが、男と女の考え方は、こんなに違うんだな…と感じた次第です。
この曲はスローバラードで、後半に向けて歌い上げて行く曲ですが、下手くそがカラオケで歌うと、間違いなく顰蹙を買いますね。
私達夫婦は、これが最後の恋(最後の結婚)なんでしょうね。
一応「浮気したら殺す」と、きっちり釘を刺されておりますので…
今横目で見たら、蹴飛ばされました(泣)