作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
君と別れて
三度目の秋
ほんの ささいな
出来事なのに
傷つけあって
別れた二人
心の何処かで
さよなら言って
明日が来ない
小さな店で
君の噂を
他人から聞いた
雨を見ながら
朝まで飲んで
指輪みつめて
やつれて Ah... いたと
昔の街まで
夜汽車にゆられ
訪ねた下宿の
おやじが言った
あの娘 こないだ
一人で死んだ
胸に真赤な
コスモスの 花もえて
僕は悲しい
少女に会った
マッチ 一つの
あかりの中で
涙ぐんでた
少女を抱いた
この秋 僕には
子供が出来る

ピアノとギターのイントロから、南こうせつさんが、ギターをメインに淡々と歌っているのが印象的です。
「かぐや姫おんすてーじ」がリリースされた時は、私は児童相談所に保護入所していましたから、この曲を知る由もありませんでしたが、里子として引き取られてから、この曲を知った時は、メロディの心地よさと歌詞に、涙したのを覚えています。
「かぐや姫フォーエバー」は二枚組のLPで、3.000円位したでしょうか。
勿論中学生に手が届く代物ではありません。
でも良くしたもので、当時のラジオは、数多くのリクエスト番組が放送され、充分に覚えることは出来ました(但し1番だけ…)
喜多条さんの歌詞は、私達子供にとって、本当に遠い存在でしたが、中学生だった私が、かぐや姫のファンになったのは、やはりギター小僧だったからでしょう。
奥さんのNちゃんも、かぐや姫はよく聴いています。
高校1年の冬休み、湘南からの帰りに、二人で神田川を訪ねたのを、今でも懐かしく口にしていますが、かぐや姫を聴くときは、私の背中にもたれ掛かって聴いていますので、何事か心の中にあるのかも知れません。
そりゃ知り合ってから、もう半世紀ですから、背中を通じて伝わって来ます。
今日は二人で米町公園に行って、港を見てきました。
いつもの様にコーラを半分こして…
「海をみてたてば海より秋の風」久保田万太郎