忘れ得ぬ歌ぱーと389「こきりこ節」 | 遊遊のブログ

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こきりこ節

富山県民謡

まどのサンサもデデレコデン
はれのサンサもデデレコデン

◎筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ
一、踊りたか踊れ泣く子をいくせ ササラは窓の許にある
一、向の山を担ことすれば 荷縄が切れてかづかれん
◎向の山に啼く鵯は 啼いては下がり啼いては上がり
朝草刈の目をばさます 朝草刈の目をさます
一、月見て歌ふ放下のコキリコ 竹の夜声の澄みわたる
一万のササイ放下すれば月は照るなり霊祭
一、波の屋島を遁れ来て薪樵るてふ深山辺に
烏帽子、狩衣脱ぎ棄てて今は越路の杣刀
一、娘十七八大唐の藁じゃ 打たねど腰がしなやかな
一、想いと恋と笹舟に乗せりゃ 想いは沈む恋は浮く
一、イロハの文字に心が解けて 此身をせこに任せつれ
一、かぞいろ知らで一人の処女が いつしかなして岩田帯
一、向いの山に光るもんにゃ何じゃ 星か蛍か黄金の虫か
今来る嫁の松明ならば さしあげてもやしゃれやさ男
一、漆千杯朱千杯黄金の鶏一番
朝日かがやき夕日さす三つ葉うつ木の樹の下に
一、色は匂へど散りぬるを 我世誰ぞ常ならむ
憂ゐの奥山今日越えて 浅き夢みし酔ひもせず


soon「こきりこ節」は「越中おわら節」「麦屋節」と並び、富山県の三大民謡の一つとして親しまれています。

音楽の教科書には「…長いは袖の邪魔になる」で記載されていましたが、古来より親しまれてきた歌詞を、安易に変えるのは如何かと、苦々しく思います。

◎を付けた部分は、ザ・フォーク・クルセダーズがレコーディングした部分で、私もこの部分しか知りませんでした。
ただ、ギターアレンジによって、歌いやすくなっています。

最近では「けいおん!」(アニメ版二期)第9話で平沢唯と中野梓が「こきりこ節」を歌っています。

曲名にもある「こきりこ」とは、2本の竹を使った打楽器で、漢字では「筑子」または「小切子」などと表記され、私は「筑子」を使用させて頂きました。

こきりこ祭りでは「しで踊り」と呼ばれる女性による奉納舞や、烏帽子に狩衣姿の男性が「ささら」を持って舞う「ささら踊り」などが唄に添えられ、 白山の神様に奉納されます。

我が家には何故か「筑子」がありまして、Nちゃんはそれを使って、意外と上手に「こきりこ節」を歌います。

今年は休みが取れたらの話ですが、二人で行きたいと思っていますが、多分無理だろうなァ…