忘れ得ぬ歌ぱーと249「歌は世につれ」 | 遊遊のブログ

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歌は世につれ

作詞・作曲:天野滋

街頭では学生たちが
マイクを持って声を上げる
決まりきったように政治の季節
どこかの店先に流行りのメロディ
歌は世につれ僕はおもう
燃え尽きそうな若さにしがみつこうと
いつでも いつでも

情熱を注ぐのは何でもいいし
どれもこれもが1つの青春で
僕もこうしてギターを持って
LOVE SONGを口ずさむ
歌は世につれ人は誰でも
過ぎていった昨日にすがりついてる
いつでも いつでも

死にたい時も何度かあった
自分が嫌になることだって
泣き事だらけの僕のとなりに
君が笑ってすわっていて欲しい
歌は世につれ僕はおもう
足並をそろえすぎて流れてしまう
いつでも いつでも


soon1977(昭和52)年8月1日にリリースされた、西郡葉子さんのデビューシングルで、N・S・Pの天野滋さんが、楽曲を提供しています(N・S・P自身もリリースしている)

西郡葉子さんは、北九州市の出身で、第7回 ポプコン九州大会で「朝」と言う曲を「朝野葉子」名義で歌い、最優秀歌唱賞受賞しました。

更に第1974(昭和49)年10月13日に開催された、 ポプコン第8回大会に出場した方で、のちに「コッキーポップ」アシスタントも勤め、現在は星乃けいという名前でジャズ・シンガーとして活躍されおります。

この曲がリリースされた年は、何と言っても「およげタイヤキ君」の大ヒットがあり、大げさに言うなら、他の曲は霞んでしまった様な気がします。

昭和52年に「学生運動」を懐かしむ様な曲は、何となく違和感がありましたが、里子先のN,Kちゃんは、この曲を好んで歌っていました。

彼女は私と共に「ポプコン」を目指していた事もあり、ヤマハからリリースされた曲は、殆ど全てをチェックしていました。

私とN,Kちゃんは同い年ですから、詞の内容も、彼女の方が大人っぽい感じでしたので、私は劣等感に苛まされていたものです。

N,Kちゃんがこの曲を好きなら、私は谷山浩子の「お早うございますの帽子屋さん」が好きと言う、好みは違っていましたから、劣等感を抱く必要もなかったのですが…

この曲は「ポプコンガールズコレクション」に収録されていますが、これを聴くたびに、才能も無い私が、N,Kちゃんに張り合う様に「ポプコン」を目指していたあの頃を思い出してしまいます。