襟裳岬
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由のわからないことで 悩んでいるうち
老いぼれてしまうから
黙りとおした 歳月を
ひろい集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です
君は二杯めだよね コーヒーカップに
角砂糖をひとつだったね
捨てて来てしまった わずらわしさだけを
くるくるかきまわして
通りすぎた 夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です
日々の暮らしはいやでも やってくるけど
静かに笑ってしまおう
いじけることだけが 生きることだと
飼い馴らしすぎたので
身構えながら 話すなんて
ああ おくびょう なんだよね
襟裳の春は 何もない春です
寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ

この曲が出た当時、襟裳岬のあるえりも町の人々は「襟裳の春は何もない春です」という歌詞に、反感を持つ人も少なくなく、渡辺プロや作詞者の岡本宅への抗議の電話もあったそうですが、この曲がヒットするに及んで、襟裳岬の知名度も上がり、抗議は無くなったと言うエピソードがありましが、1961(昭和36)年5月5日に、島倉千代子さんが「襟裳岬」をリリースし、ミリオンセラーを達成しているのですから、抗議は知名度云々と言うより、純粋に歌詞の問題だったかもしれません。
しかし私達北海道人は、この歌詞に納得していましたけどね。
実は私、襟裳岬に初めて行ったのは、平成6年の秋でした。
釧路からのフェリーで、海上から見たことはありましたが、まぁ、余程用事でもあるか、観光でも無ければ、行くことはありませんしね。
襟裳岬は年中風の強い所です。
そう言う意味では、島倉千代子さんの「襟裳岬」の方が、ピッタリかも知れませんね。
私が行ったときは、観光客もあまりいませんでしたが、海鮮丼は美味しかった。
さすが「えりも町」と納得しました。
もう少し暖かくなったら、美味しいものでも食べに、Nちゃんと行ってきます。
ただ、絶対に従姉や姪っ子がくっついて来るでしょうけど…