置手紙
作詞・作曲:伊勢正三
君はまだたくさんの紙袋をかかえたままで
この手紙読んでいるだろう
これで最後の男の気まぐれとして
どこか そこらの窓からすててくれ
君となら 一緒に暮らしたかった
二人でいつも立ち止まってしまう
あの赤いレンガの家で
ルンルン ルルル…
今日の淋しさは 風にごまかされて
いつまでも 消えそうもない
ぼくのほんのひとことが まだ二十前の君を
こんなに苦しめるなんて
だから行く先は ぼくの友達に聞いてくれ
君に会わないで行くから
今頃は ぼくも また昔のように
どこかの町のカフェテラスで
ビールでも飲んでいるだろう
ルンルン ルルル…
君が帰る頃は 夕暮れ時
部屋の明かりは つけたままで

しかし最後までシングルカットはされませんでした。
シングルカットされたなら「22才の別れ」に匹敵するヒット曲になったと思うのですが、残念です。
マンドリンとアコースティックギターのイントロが印象的ですが、私達はマンドリンなんて触った事もないため、この曲をコピーするときは、アコースティックギターの1弦を、小さめのピックを使って、イントロをコピーしていました。
この曲の思い出…と言うわけでもないですが、今から33年前、下の従妹がまだ高校生だった頃です。
かぐや姫が好きだと言うのは知っていましたが、その中でも「置手紙」が好きだと言い出しまして、私は彼女の顔を、まじまじと見てしまいました。 多分アホみたいな顔をしていたと思いますが…
あとで上の従妹(私と2才違い)と笑い話になりましたが、どうも「同棲」に憧れていたらしいのですね。
しかしこの曲は「別れ」の曲なんだけど、彼女は知った上の事だったのでしょうか?
その従妹連中も、今やただのオバハン。
来年は会いに行ってやろうかなんて思っています。