4月になり少し春めいて、山菜の芽吹くうれしい季節になりました。我が家には山林が無いんで大好きな山菜は手軽に手に入らないんです、竹の子大好き人間の私は毎年のように誰かにコビを売ったりおねだりしたりして、頂き物で旬の味を楽しんでいますが、なんと今年は人生初体験の竹の子堀りに行ってきました。
昨年、竹の子を土嚢袋いっぱい持ってきてくださった杵築在住で孟宗竹の山林所有者である大先輩の杉安さんが、来春には完全退職されるそうなので「山林の場所を教えるんで取りにおいで!場所が判かりゃ毎年堀りに来れるやろ!!」、と優しいお言葉をかけていただきました。
そこで、昨年も数回伺ったらしい食通自慢の先輩:桜木さんにご加勢を依頼し、AM8:00に長浜の会社駐車場で落ち合い、田舎のmyベンツで杵築めざして陽光輝く別大の湾岸道路を走ります。約1時間半後に別府湾を見下ろす加貫港の山手側高台に到着。自宅への取り付け道を駆け上がると、みかん栽培もしているらしく広大な敷地に重厚な日本瓦の母屋に、別棟家屋・納屋・倉庫と続く豪邸に到着。奥さんのおもてなしを受けながらも、ご挨拶そこそこに3人で竹林へ向かいます。
土の中からひょっこり頭を出した竹の子、自宅から持ってきたクワを打ち込んでみますが、軽すぎて歯がたたず土の中の根っこまで届きません。

杉さんの道具を拝見させていただき、ためしに振って見るとズボッと竹の子の根元=地下茎に歯先が食い込みます。専用道具の「バチ」だそうです!。

実は、打ち込む方向があって地下茎側に打ち込まないと一発で切れんよ!と教えていただいたが、理屈では分かってもどっちから打っていいかさっぱりでした(笑)。

4~5本掘ってご満悦のわたし!!。

まかしちよったら何時終わるかわからん!!、と返納させられた道具を手に山林の奥へ進む杉さん。一振り一発ごとに堀り起こしていくので早い早い!!。

結局、杉さんが掘った竹の子を土嚢袋で集めて回ることに徹します。土嚢袋がいっぱいになるとmyベンツ車を置いてるアクセス道路まで山の斜面を登り下りして運びだします。心地いいい、いい汗かきました~!。

谷越えの違う場所に行ってみると孟宗竹だけでなく、ちっちゃめのスマートな破竹がかわいく背伸びしていました。両先輩がおいしそうな破竹の群落を吟味をしています。

アクのないやわらかな破竹は味噌汁に入れると美味しいとされています。最近は育っている場所がなくなってめずらしい・貴重なものになっています。昔は川の土手とかに生えていたんですけどね。食通の桜木さんらしくお持ち帰りです。

桜木さん、竹の子掘りどころではないらしく珍しい食材を見つけたと嬉しそうに何かを収集しています。
「つわ」だそうです。煮つけにするとか、佃煮にするとか・・・・。茎に穴の開いたフキとは違うんぞ・・とか・・・説明してくれるんですが私には草にしか見えません(笑)。

自宅に帰って加工です。新鮮なうちに焼イモの要領で焼くとホクホクで美味しいんだとか、物はためしにとやってみました。結果は・・・・・まるで焼き芋です。

奥様にお助けを依頼して仲良く皮をむいていきます、量が多くて途中で飽いてしまいカミサンにどやされました。「美味しいもんは苦労せんと食べれんのッ、好きなんやろ・・、いっぱい食べれるんで・・ガンバリヨ!!」だって。竹皮を剝き終えると湯がきに入ります、アク抜きだそうです。

台所の調理道具ではラチがあかないので、外庭でアウトドアクッキングです。釜戸仕立てでマキ燃やして大量に湯がきますがそれでも3回、半日かかりました。

食べすぎると胃が荒れるんでほどほどにと子供のころ聞かされていましたが、焼き竹の子に竹の子ごはん、竹の子の煮しめと大好きな竹の子を十分に堪能しました。
4軒ほどおすそ分けしましたが、みなさんアク抜きに格闘しながらも春の恵みを食されたことでしょう、喜んでいただいたら嬉しいんですけどね。量多くて持て余したりしてないか心配ですが。
来年は、道具の「バチ」を鍛冶屋に頼んで乗り込みます。両先輩ありがとうございました。「つわ」の佃煮楽しみにしておきます。