歪み -5

 

病院や整形外科では起立性頸椎を治療する時にgurisonnの係蹄と呼ばれる頸部の牽引療法を行います。

この時、頸椎のどこが悪くても頸椎牽引をする傾向があります。

また温熱療法や痛みの強い方には、星状神経ブロックなどを行う整形外科医院もあります。

 

頸椎牽引のメリットは減圧になること、少し気持ちが良いと感じる人もいます。

しかし、頸椎牽引したことで逆に気持ちが悪くなったり、悪化することもあります。

気持ちが悪くなった時には、治療を中止すべきです。

 

このgurisonnの係蹄は頸椎の矯正するわけではありません。また、緊張が一時的に取れるかもしれませんが、あまり効果を望めません。

 

 

また、この起立性頸椎症の骨格構造調整しようと考えたときにカイロㇷ゚ラクテックという技術があります。

これはレントゲン分析をして悪い所をバキッとする訳です。

これは、関節内に含まれるガスが破裂する音だといわれておりますがこれはあくまで仮説です。

 

また、レントゲン写真も見ないで骨格の矯正するとしたらそれは治療ではありません。

また、骨を矯正しようとするときに骨は色々な方向へ歪みます。

これをレントゲン写真も見ないで触診で見極めようとします。

 

骨を正確に触診し正確に矯正しなければなりません。かなり高度の技術を必要とします。

本当に手で行う触診は正しく骨の方向を初診だけで見極めることが可能でしょうか。

疑問が残ります。

 

レントゲン写真

レントゲン写真は、いろいろな情報を知らせてくれます。過去にどんな治療受けたのかや奇形が何処にあるのかなどそのほかにも沢山の情報を得られます。

 

よく治療家の中にはあれも直したこれも治したという方がいます。

その治したという言葉の裏付けや根拠が必要です。

 

例えば、レントゲン写真の治療前と治療後の写真です。

これだけ変わりました。と言ってくれると分かりやすいのですが。

これは私がアメリカの有名なカイロㇷ゚ラクタ~が来日したときの話です。。

 

アメリカの有名なカイロㇷ゚ラクタ~の公演を何回も受講したのですが、たった1回写真を見せてくれました。

骨盤の歪んだ写真を見せてくれました。治療前と治療後の写真を見せせてくれました。

確かに見た目は、良くなっていい感じでした。

 

しかし、骨盤だけが歪んでいる人は全体の約2%です。

頸椎や脊椎、骨盤の 歪みを治した写真をアメリカのカイロプラクターは見せてくれませんでした。