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東京ビッグサイトで開催された「第5回こだわり食品フェア」に行ってきました。
写真一番上
 岩手県花巻市にある株式会社亀屋の企画部長 菊池正和さん。
 菊池さんはとっても熱い人です。「長十郎もち」の魅力を語ってくれました。
写真2枚目
 亀屋の代表的な3つの商品です。どれもご飯を炊くときに入れるだけです。
 右から「十五穀米」…雑穀主産地である岩手県産を中心にすべて国内産の材料で作ったもの。
 真ん中「いわての愛穀心」…岩手県産の雑穀だけ12種類で構成されてます。
 左「いわての匠ごはん」…岩手の大地の恵み(8種類の雑穀)と三陸の海の幸(昆布とひじき)入り。
写真3枚目
 ところで「雑穀」って何か、言えますか?
 亀屋の商品に入っている雑穀です。
写真一番下
 岩手大学農学部が生んだ新品種「長十郎もち」という「ひえ」の生産者、足澤さんご夫妻です。
 長十郎もちは、背丈が3メーター位まで伸びるそうで、刈り取り機は使えないそうです。
 刈り取り機が使えないということは…。
 そうです。手作業で刈り取るしかないのです。4反の畑をご夫婦だけで刈り取るそうです。





2月11日のブログです。




ここのところ、かかってくる電話といえば、鬱陶しい話ばかり。
身の程知らずの大バカ者が何人かいて、
自分の懐がちっとも痛くも、軽くも、薄くならないものだから、
いい気になって、大した実力も、優れた演出力も、卓抜した企画力もないくせに、
やれ「あったかいものを作りたかった」やれ「命をかけて作りました」
やれ「魂を作品に刻みこんでいます」やれ「みんなで力を合わせてまとめました」
やれ「未来へのメッセージです」やれ「ご来場いただいた方々に感動を届けたかった…」
などなど御託を並べやがる!

馬鹿野郎!

どこの、馬鹿どもが、誰のために、何を作ったのかは、ここで明かさないでやるが、
(お前たち馬鹿どものためじゃないよ!)
たかだか、20分の映像に、それも1回しか上映しない条件付き映像のために、
160万円かけるやつがいるかよ!

常軌を逸脱したナルシストたち。
覚悟しな。
時間をかけて、ゆっくりと、じわじわと、
誰が、何をしでかしたのか、関係各位に伝えていくよ。

違う世界で生きる人がいるんだ。
同時代に、この日本で暮らしている者どうしだが、
いわゆる「常識」が通じない奇妙な人たちがいる。
自分の身に置き換えて「これはやってはならない」「これは間違っている」と
きちんと判断できない人がいる。
恥ずかしいことをしているのに「恥ずかしい」と思えない人がいる。
こういう人たちに「あなたは間違っていますよ」と指摘しても、
まず「ごめんなさい」と謝ることをしない。
そういう人たちと接点を持ってしまった…。

驚いた。あきれた。呆気にとられた。いらだった。怒った。
哀しんだ。殴りたくなった。ぶっ殺したくなった。
いずれもこころとからだによろしくない。
「ケミストリーが合わない人」には近づかないほうがいいのだ。
釈然としなかったけれど、踵を返した。

わかってくれる人はたくさんいるはずだ。
きっとうまい酒を飲ませてくれることだろう…。



そんなときに、快活で、明朗な電話がかかってきた。
「タルサワですぅ」
昨秋、初めてお目にかかった、岩手県二戸市足沢の足澤さんからだ。
底抜けに明るい声だった。
それもそのはず。うれしいニュースだったのだ。

足澤さんが育てた「長十郎もち」という新しい品種の「ひえ」が商品化され、
東京に初上陸する、というニュースだった。
その商品をみるために、
東京ビッグサイトで開催された「第5回こだわり食品フェア」に行ってきました。

岩手県のブースのところへ一目散で行き、
花巻市にある株式会社亀屋をさがした。

あ、足澤さんだ。
ブースには、足澤さんの写真が。
その下には、商品が並んでいる。
どれだろう。

そこへ亀屋さんの企画部長 菊池正和さんが。
「実は、私、足澤といいます」
そう自己紹介すると、菊池さんはたいそう驚かれた。

そして、菊池さんは、足澤さんのことを、長十郎もちのことを、
いわての匠ごはんのことを語ってくれました。とっても熱い人だったなぁ。
「長十郎もち」の魅力を語ってくれました。

「長十郎もち」は、岩手大学農学部が生んだ新品種の「ひえ」で、
もちもちした食感と海草などの生臭さを消してしまう特徴があるのだそうです。
もう一つは、成長すると、2メーター、土地が肥えていると3メーターになるのだそうです。
この大きさにまで伸びてしまうとトラクターが使えないんだそうです。
「え?じゃぁ、どうしてるんですか?刈り取りは?」と私
「足澤さんは4反の畑を、ご夫婦で、すべて手作業で刈り取りされているんです」と菊池さん。
ぎょえ!4反といえば、乗用車約550台分の広さだ。
「頑固で、こだわりの人。悪く言えば、変わり者。良く言えば、信念の人ですよ…」
足澤という家に生まれた者に共通して流れているDNAなのだろうなぁ。

ご自身が刈り取った「長十郎もち」を抱きかかえて写真に収まっている足澤さんご夫妻がいた。
この笑顔。日本の農業を守っている人だ。
なんて健やかで、明るくて、誇らしげな笑顔だろう。

試食させてもらった。
これがうまいのだ。
もちもちしている。噛めば噛むほど甘味が増してくる。
すばらしい食感。素朴だけれど、飽きのこない、深い味わいのごはんになる。

ひえは、ビタミンB1、カルシウムがお米の8倍以上あるといわれていて、
健康食品としては最高の食材なんだけれど、
パサパサして美味しくなかったわけです。
キビやアワはもちもちしていて、きびもち、あわもちってあるけど、
ひえもちっていうのはない。
ところが、新しい品種の「長十郎もち」というひえは、
もちもちしていて、栄養価が高くて、おいしいのです。
これは画期的なことなわけです。

それを三陸の海の幸(昆布とひじき)と一緒にしてごはんに混ぜるだけにしたのが、
「いわての匠ごはん」なのです。

この商品は、出来立てのホヤホヤ。
はっきり言って、まだ知ってる人はまずいません。
ネットで検索しても出てきません。
これから全国各地に出荷されます。
情報が入ったら、またお知らせするけれど、
大ブレイク間違いなし!
ぜひぜひ心のどこか、頭の隅っこに置いといて、
見かけたらぜひ買ってみてください。


ちなみに東京地区では、
来月、3月3日より、日本橋タカシマヤで行なわれる
「日本橋高島屋開店77周年記念 大いわて展」での販売が決まっているそうです。


岩手県二戸市足沢の足澤さんご夫妻が、
精魂こめて育て上げ、必死の思いで刈り取った、
もち米のように粘りのある「ひえ」をぜひぜひ食べてみてください!
「ひえぇ!」って驚きます。