夏休み中なのでトイトレ頑張ってるご家庭も多いかな?と思い、
あくまでもうちの子の場合ではあるけど
うんちトレーニングについてまとめてみようと思います
わざわざトイレトレーニングをうんちとおしっこに分けて書くのは
うんちとおしっこの成功時期が同時じゃないケースが結構あるみたいだからです
ちなみにうちは2人ともおしっこ先行でうんちは数年遅れで完成した感じですが、いきむ感覚が端から見て分かりやすいから促しを入れやすくうんちの方が先行する子もいるらしくって、トイトレって本当に十人十色だなと思います
トイトレの記事(おしっこ)のまとめも良かったら見てね
昨日ブロ友さんのトイトレ記事を読んでて
うんちトレーニングの日々を色々思い出したので書き出していきます
うんちトレーニングのポイント
- 「うんち=オムツ」にしちゃわないためにどうすれば良いか
- 「うんち=トイレ」を結びつけるにはどうすれば良いか
- 座って踏ん張らせるにはどうしたら良いか
- 尻ふきを完成させるにはどうしたら良いか
- うんちトレーニングをストレスなく行うために心がけたこと
順に書いていきます
あ、ちなみにこれから書くのは上の子(重度知的障害のある自閉症児)のうんちトレーニングについてです
こんなところでつまづくの?というような、うんちトレーニング以前の話があれこれ飛び出して大半を占めてますがご了承ください(笑)
っていうかね、
中度知的障害の下の子は普通にトイレで排便するべきであるという常識が教えるまでもなく備わっていたし、座れといわれれば座るし、いきめと言われればいきめたの
だけど、重度はそう簡単には行かなくてすごく苦戦した
でもトイトレのスタートラインにいない子をスタートラインに立たせる方法で悩む人はレア中のレアだから、その方法を教えてくれる人とかは巡り合えなかった
だからもし、今まさにそういうことで悩んでる人に参考になったらすごく嬉しい
では、ドン引きしない人だけついてきて~
「うんち=オムツ」にしちゃわないためにどうすれば良いか
うちの場合はコロコロうんちだったため、掃除の手間はさほどではないし
ここは思いきって気張り出したらオムツを引きちぎって脱がしちゃいました
母ご乱心(笑)
ねらいとしては、「うんちは裸のお尻でするものなんだよ」ということが伝わればな、というところでしたが
今冷静に振り返ってみるに、子供の方では一体どう受け止めていたのだろう、と
恐怖体験になっていないことを願うばかり···
「うんち=トイレ」を結びつけるにはどうすれば良いか
これはトイレという場所を怖がって近寄らない我が子にとっては長らく課題でした
2歳頃には部屋の隅でやや腰を落とした姿勢でひっそりといきむ姿が見られはじめ、そのスタイルが4歳を過ぎても継続していました
よっぽど出そうなところを捕獲してトイレに連れ込んでも、便器に座らせると便意が引っ込んでしまうのには、
座った姿勢でいきめないということが絡んでた気がします
大人用のトイレが身体に合わないうちはトイレに足台をつけて踏ん張りやすくはしてましたが(いや、私も踏ん張りやすくて使うから未だについてるけどw)、
多分それだけでなくて座っていきむという動作がしっくり来ないというか、座って踏ん張ったら出しやすいっていう感覚がわからないっていうか、いわゆるボディイメージも未熟だったんじゃないかなぁ。
ともかくトイレに座ってもしっかりいきめないから嫌がって余計トイレに近づかなかった、のかも
ゆえに我が子にとっての私は
排便しようとしたらオムツを剥ぎ取ってきて
わざわざいきみにくい姿勢を強要してくる鬼だよね
良かれと思ってやってたけど、
結果的に生理現象に横やりをいれた形になってしまい我が子を便秘体質にしてしまいました
それで一旦トイレ誘導を諦めて
徹底的に我が子が踏ん張りやすいフォームを探ったの
ちなみにこれが一番ベストだった
なので、このフォームで排便しやすい和式トイレでうんちトレーニングを再開して、和式トイレでの成功率をあげてから洋式トイレでのチャレンジという段階を踏みました
和式トイレは家にはないけれど、うちの子にはなぜか“必ずここに来ると便意を催す”という場所があって(笑)
そこにあった和式トイレをトレーニングに使わせてもらってました
和式トイレのない場所で催してしまった時はペットシーツを持ち歩いていて落下地点に敷いて使いましたが、
だんだんと熟練してきて落下地点が予測できるようになってからは
洋式トイレの良きところに立ってもらって上手く便器内に落下位置を合わせることもできるように
これが5歳ぐらいの頃だったか···
今でもありがたいと思うのは、
そんな尻の浮いた独自姿勢での排便を療育園の先生が「いいのよ、扉閉めちゃえばどんな姿勢で排便してるかなんか誰にもわからないし。トイレでうんちして出てこれるようになることがまずは大事だから気にしない!」って言って容認してくれたこと
ちなみにちゃんと座ってうんちができるようになったのは小学生になってからだったと思います
座って踏ん張らせるにはどうしたら良いか
こんなフォームの我が子が座った姿勢で踏ん張れるようになったのは、
- 単純に身体が大きくなってトイレを使いやすくなったから
- 身体の使い方(腹圧のかけ方)がわかってきたから
というポイントがあったような気がします
身体の使い方については、支援学校入学後に個別指導で集中的に取り組んでいただいた体幹トレーニングが絶大な効果を発揮したと思っています
うちの子明らかに多動タイプなんですけどね
興味がそれやすい、すぐどっか行っちゃうと言うのも、体幹が保持できなくて目線が同じ場所に当てていられないからそうなるという側面もあるんだって
なので、こういうので身体の軸を鍛えつつ、体勢がぶれても視線はぶらさない練習とかをしてもらっていくうちに座り姿勢がかなり安定して集中力も出てきた
それがうんちトレーニングにも効果があった、ということです
こればっかりは、トイトレトイトレと視野が狭まっていたらいつまでも突破できなかった部分と思うので、
上手く行かないことは一旦別の能力を高めてから再チャレンジすると良いということだったんだなと思います
尻ふきを完成させるにはどうしたら良いか
これもさっきも出てきた「ボディイメージが未熟である」ということと、「体幹が弱い」ということが少なからず関わっていたみたいです
自分の身体の中でも自分の目で直接見られない場所というのは自閉症の子供にとって極端に言ったら「無いもの」っていうか、意識しにくい部位であることは間違いない
加えて体幹が弱いことで手先の細かい動作がうまく行かない(例えば片足立ちしながらメイクやってみて!もう手先ブルブルでどうしようもないから(笑))
意識の向きづらい場所を上手く動かせない手でキレイに拭くというのはかなり難しいことだというのがお分かりいただけたら、
尻ふきを成功させる前に色々やるべきことがあるし、尻ふきの反復練習をすれば上手くなるというものでもないんだなということが理解できるかと思います
だから、上手く行かないうちは仕上げ拭きをしてあげながら焦らず成功するその時までじっくり取り組んでほしいです
ある程度ボディイメージが形成されて手先が器用になってきた段階では、
小さく丸めたトイレットペーパーを渡して尻を拭かせ、便がついていたらそれを捨てて新しい小さく丸めたティッシュペーパーを渡して尻を拭かせ···というのを繰り返すのが視覚的に「拭けた感」が見えやすくわかりやすいと思います
うんちトレーニングをストレスなく行うために心がけたこと
ズバリうんちのタイミングを捉えることですね
表に何日か分排泄のあった時間をつけていくと、おそらく決まった時間に排泄があることが読めてくると思います
排便に関しては本来早起きさせて朝御飯を食べさせしっかり腸を動かして朝に出すのが理想的であるとされてますが、
我が家は朝に排便されても慌ただしすぎてトレーニングどころじゃなく私がパニクるので、学校から帰ってきたあと自宅でじっくり排便できるリズムで固定できるように食事のタイミングとかを工夫しました
食事っていうか、
キシリトールの入ったお菓子類ですね
これらをタイミング良く適量与えることでお腹が緩くなって便が出やすくなります(うちの子の場合)
いずれにせよ排便が学校にいる時間帯に起きにくくすることで恥ずかしい失敗をする頻度は減らせるので、タイミングを操作する価値はあると思います
以上、
我が家のうんちトレーニングの工夫色々でした
ぶっちゃけこの段階を通らずもっと高度なところで悩んでる人のほうが多いかもしれません
トイトレ開始時点でいわゆるうんちトレーニングのスタートラインに到達してて、あとは単純に場数を踏むうちに上達するという状態の人には「何の話をしてるの?」って記事だったと思います
ただ、このスタートラインにのせるのが難しいっていうことを私は身をもって味わったので、その体験を書かせていただきました
自閉症自体がレアなのに、その中でも重度な我が子の育児体験談が刺さる人がいたとしたらめっちゃレアだとは思いますが
そんなレアな子育てをする後輩ママさんが読んでためになったと思ってくれたら、過去の私の苦労も昇華する気がします(笑)
自閉っ子トイトレ
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