男の子のトイトレの厄介なところは、立ちションがあるところですよね
立ち便器は個室にはなっていないので、成長につれておしりの露出具合が問題になってきます
まだ小さいうちは許されますが、そこそこ大きな子がおしり丸出しで立ちションしていたら違和感が・・・
自閉症者では大人になってからもお尻が出た状態で立ちションする癖が抜けない人というのもいるらしく、
ある程度ズボンやパンツを濡らさずに立ちションが出来るようになってきたらお尻の露出を少なくする方向でトレーニングすることが必要かなと思います
そんなお尻の露出問題について、
サクッと一発で解決した例があったのでご紹介します
トイレの合図をするのに使っていた絵カードのイラストを
こういうタイプから
違いが分かりますか?
下の絵では、ズボンをはいておしりが出ていない表現になっています
ただそれだけです
それだけなんですが···
視覚優位の子にとってはこれが手がかりとなって、おしりを出さずにズボンを最小限に下げるということを理解することができました
このように、
絵カードのイラストの細部が思いのほか行動に大きく作用することがあるということを覚えておくと、行き詰まったときに突破口が拓けるかもしれません
自閉っ子ってそういう妙なところに急にキッチリ忠実だったりするんですよね
イラストも、写真みたいにリアルなものから標識みたいなシンプルなものまでありますので、どんな画風がお子さんにとって理解しやすいものなのかというのを知っておくと、絵カード等の活用がスムーズになります
うちの子は、写真を使うと全部にピントが当たって注目すべきポイントが認識できず、ピクト絵までいってしまうと模式化しすぎて認識できず(笑)
そこそこリアルイラストだけど見せたい対象以外は簡潔な表現になってるものが良いみたいでした
是非お試しください