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この記事は2018年8月16日に書いたものの再投稿です気づき



見たもの、聞いたもの、触れたもの、味わったもの、匂ったもの...そういう感覚は実際に体が接した強さが脳に伝わって脳が情報処理して体にフィードバックされて感じ取るものです

 

発達障害者には感覚の捉え方が一般的なそれとずれている人が多くいるようで、

脳の情報処理が実際の刺激に対して
強度が強すぎれば感覚過敏となり、
弱すぎれば感覚鈍麻となります
 

感覚が鋭い部分のほうが困り感が鮮明だろうと思うので、調べてみても感覚過敏の対策はたくさん出てきますが、

感覚鈍麻の対策ってあまり出ていなくないですかうーん??
 
 
私自身は感覚鈍麻があります(多分)
 
特に、体の不調には本当に鈍感で、足をくじいていても気づかなかったり、具合が悪い自覚がなくて突然限界に達して倒れて入院とか、頑張り屋、ストイックとは意味合いの違う自分の身の省みなさを発揮しています不安
 




若い頃はそんな感じでも別段深刻にとらえていなかったのですが、(むしろ病弱をチャームポイントと捉える思考あり(笑))

社会人になってからはこういう自己管理能力のなさが仕事に影響を与えて来ることに気づき、

本格的に自分の鈍麻と向き合ったんです立ち上がる
 


不調に鈍くて無頓着なため自覚的に気付かなくても、体調が致命的に悪化したら気力と関係なく身体はもたないものなので
救急車呼んでもらう騒ぎになりますし
そんなことをしょっちゅう起こすようでは周囲に迷惑と心配をかけてしまうことなので、「虚弱です♡チャームポイントです♡」とかふざけたこと言ってないで対策が必要です真顔
 
感覚鈍麻でも困るときには困るのです指差し
 
 
 
私、それまで無自覚だったので、
風邪を引いた状態がどんなものかすら知りませんでした(←!!)

風邪を引いたことは何度もあったであろう20歳を越えていた時点に、ですアセアセ
 

思えば実家にいた頃は母が先回りして気づいてくれていたので問題なかったのでしょうが、

一人暮らしをするようになると、自分の体調に気づけないというのはなかなか危険と隣り合わせでした(病院に行くタイミングを逸しがちなので、一人暮らしを9年した中で、どうにもならず救急搬送されたのが2回もあります)
 
ある時真顔で友達に「筋肉痛と全身倦怠はどう違うの?」と聞いたりもしました笑
 
ちなみに友達の返答は「数日以内にいつも以上の運動をしていない場合で、通常運動で酷使しないであろう場所までまんべんなく重ダルいのであれば全身倦怠ではないかな」とのことでした
 
おおわかりやすい!!と思いました拍手拍手
(そして真面目に答えてくれてありがとう!)
 


以来、ひとまず自分が感じ取りにくい身体感覚、体調不良にまつわる単語などをひとつづつ洗い出して定義を調べ、その状態に自分が当てはまっているか否かをマメにチェックするようになりました
 
風邪薬の症状の欄とかも熟読すると
ホウホウこれが風邪の症状なんですね!と勉強になりました
栄養ドリンクとかも同じように、ラベルを読む込むと「肉体が疲労していて、食欲がなくて、熱で体力を消耗しているときには飲んだ方が良い」と判断できたりします
 


おそらくは未だに痛みや不調には人より鈍いのだと思うのですが、

鈍い部分にも意識を向ける機会をつくって観察機会を増やしていけば
無意識でいる頃よりも小さな変化を拾えるようになりましたし

意識して体調に気を配るようにすれば自然とデータ集積されて、本当にヤバイ時というのがどこまで身に迫っているかもつかむことができました
 
これを専門用語で言うのなら「感覚統合」ということだと思います
 

お陰で現在は体調を崩すことは年に1回あるかないか、あったとしてもその日のうちに回復するぐらいのところで気付けるようになりましたニコニコ
 
まぁ、元気な自閉っ子2人の日々の安全を守るためには、最低限体調管理はできていないと自分も思うように動けなくてしんどいですからね
体調崩してる場合じゃないんですよ(笑)



自分の話を長く書いてしまいましたが、
 
要するに外部からの刺激に対して気づけないというのなら感覚の鈍い部分を意識的に感じとるために別の手段を使って理解を高めるとよいということです
 
文章理解ができれば概念理解もできるので、
私にとっては文字から知識をいれるというのは有効なやり方でした


感じないものはなかったものと同じことで、感覚鈍麻で困るという感覚自体がそんなに意識されないかと思いますが、
 
体調管理の観点では感覚鈍麻があるかないかを知って、意識的に感じようとする努力が必要なときがあります
 
参考までにルンルン