入院を経験し、退院をした2日後に定期健診があったので行ってきたのですが、それから毎週のように何かしらでクリニックに行くことになってしまいました。
定期健診の結果は大学病院で貰った診断書を元に軽く様子を見る程度で、特に問題はなかったのですが、なるべく出歩かないように、買い物のはしごをしないように、運動はしないようになど言われてしまいました。
運動はもとから好きじゃないので、まぁそれは良いんですけれども、買い物も一人ではいかない方が良いとか言われてしまうと、家にいて何もすることがなくなってしまうんですよねぇ。
こっちの店で〇〇を買って、あっちの店では△△を買ってと何軒もというのはしない方が良いとの事でした。私自身ショッピングというものが好きではないのでこれもまぁ問題はないんですが、退院した次の日に洗濯をしたり赤ちゃんのためのおくるみやそのカバーを縫ったりしていたら、仕事から帰ってきた夫に「もう!大人しくしろって言われてるのに!こんなことするって分かってたら、昨日病院まで迎えに行かなかったよ!」と怒られてしまい、単に生地を断って縫うだけの作業でも怒られてしまうなら、私は一体何をして時間をつぶせば良いというのでしょうか。買い物にも行かれないとなると、ご飯も作れませんしねぇ。
そんなこんなで過ごしていたのですが、何故か週が明けた途端に体がめちゃくちゃ痒くなったんです。おへそ周りが痒い!!!どうしようもなく痒い!
それでも我慢して掻かずにいたのですが、水曜日くらいになったらおへそから何やら漿液のような液体が染み出てくるではありませんか!!!
それに加えてここでは書けないようなところも物凄く痒くなってしまい気が狂いそうになります。ネットで調べてみるとその痒みと言うのは妊娠後期になって出てくる症状の一つであることが分かりましたが、原因は分からないとの事。
おへそから滲み出てくる液体に関しては、何やら不穏な事が書いてあるページを見つけてしまい、病院に行くか行くまいか悩む日々。
結局2,3日様子を見ても一向に治まる気配がないので病院に行くことにしましたが、かかりつけの産婦人科はその週はお休み。そんな時に限ってお休み。
電話をかけると代診のクリニックの電話番号がメッセージとして流れてくるので、急遽そこに電話をかけて見て貰えることに。
その結果、まぁ、これも何ともありませんでした。
おへそは自分で消毒して保護をするためのオイルを入れていたのですが改善せず、病院で使われた消毒液が功を奏し、その日の夜には出てくる量が格段に減りました。
1日一回おへそをきれいにしてオイルでケアをするという事を勧められるだけで特に薬などもありませんでした。対処の方法としては私がしていたので良かったようです。
ただ、痒みに関しては細菌もバクテリアも検出されなかったので、原因不明の妊娠後期に起こる痒みだということで、それに対しても特に薬などは貰いませんでした。
週が明けて痒みが酷くなったりおへそから出てくる水分の量が増えたりしたら、週明けにかかりつけ医に行ってくれと言われただけで終わりました。
結果は特に問題はなく、それはそれで良いんですが、原因が分からないのも嫌ですし、何よりそういう些細な問題が起こるのにうんざりしますね。
それが先週。
今週はまだ明けて日が浅いですが、どうも週末から歯が痛むんです。
月曜日に歯医者に電話をかけてみると、2人いる先生の内一人は休暇。先生はもう一人いるのですが、今度は歯科助手の人たちが2人は休暇で2人は病気。これではちょっと回らないとの事でしたが、運よく火曜日の朝いちばん、8時に予約をしていた人がキャンセルをしたのでそこに入れてもらえることに。
早速どの歯が痛いのか見てみると、思った通り、去年神経を抜いた歯だったんです。
じゃぁ何で痛むのかって話で、その先生もとても親切なので絵にかいて説明をしてくれました。どうやら歯根というところに炎症がありそうだと。
歯根の先の方ならその部分を取り除くことで痛みが取れるが、それが歯に近い方だとそこまで削ってしまうと歯を残すことができないから、抜歯をすることになるだろう、とのことでした。
妊娠しているのでレントゲンを避けたい、でもそうすると歯根のどの辺りが炎症を起こしているか分からない。おまけにその先生は口腔外科の専門ではないので自分には経験が少なすぎるから専門の先生に診てもらった方が良いと言うんですね。
出産後云々の話もあったので、「えーっ。じゃぁあと何か月も痛みに耐えるの?」なんて思っていたら、受付の人が専門のクリニックに電話をかけてくれ、同じ日の10時半に予約を取ってくれたんです。
それがまだ9時前だったので一度家に帰って夫にクリニックまで送ってもらう事に。
手術だなんて言われていたのですが、実際にどうなるのか、どのくらいの時間がかかるのかが分からないので、夫には一旦帰ってもらって、終わってから迎えに来てもらう事にしました。
病院なんて大抵待たされるものですが、昨日は何故か問診表を書いて数分後に呼ばれて、そのままレントゲン、麻酔、手術ととんとん拍子事が運んで、すべてを含めて1時間程度で済んでしまいました。ビックリ
注意事項として、手術をした側の鼻をかんではいけないとだけ言われました。
鼻をかむ時の圧力で縫った傷が開いてしまうからとの事で、じゃぁどうすれば良いの?と思ったら鼻をすすって下さいって…。
日本の文化風習として、公衆の面前で鼻をかむことに抵抗があったりはばかられたりして、鼻をすするのが一般的かと思うのですが、こちらでは鼻をかまずにズルズルとすすり上げていると物凄く不快な思いを与えてしまい、はっきり言う人であれば「鼻をかんでください」と言われることもあります。
食事中だろうと何だろうと、鼻が出れば誰でもすぐさまでっかい音を立てて鼻をかみます。
そんな社会においてあえて「鼻をすすれ」とは…。
抜歯までの1週間、鼻をかんではいけないとの事で、これから風邪とかは絶対にひけないな、と思いました。
そのほかの注意事項は一覧表になった紙を渡されただけで、患部は冷やしてくださいとか、術後終日は頭を高くして寝てくださいとか、そんな感じの内容でした。
幸い冷却ジェルの付いたシートを大量に送ってもらってあったので、それを貼り付けて過ごしていますが、10時間もつって書いてあるのに3時間くらいでカラッカラになってしまいます。
熱を持っているのが面白いように分かります。
妊娠をしているからなのか何なのかは分かりませんが、特に抗生物質を出されるでもなく、痛み止めを処方されるでなく、そのまま家に帰ってきてしまいましたが、夜になってジンジンと顔半分が痛みました。頭痛が顔半分全体にあるような感じなので我慢できないほどの痛みではありませんでしたが、憂鬱な気分にはなりました。
冷やしているおかげか、顔もそんなに大きく腫れていないし痛みも昨日よりは引いてきているので、まぁ大丈夫でしょう。
妊娠って大変ですね、本当に。
痛み止めも飲めないし、妊娠特有の症状が現れたり…。
妊娠中にも飲めるパラセタモールという、こちらではものすごく有名な痛み止めがあるんですが、ある時偶然テレビで妊婦とパラセタモールについてやっていて、胎児が女の子の場合この薬を飲むと言語中枢に影響が出るとか出ないとかってやっていたので、その薬さえも飲まない事にしているんです。
ほんの短い内容だったので詳しくは分かりませんが、一応女の子だし我慢できるなら痛み止めなしでいいやって感じなので、今回も気合と根性で乗り切るまでです!
何か問題があっても、大したことじゃなかったり早い手当を受けられたりで、不幸中の幸いを実感しています。
歯の手術だって当日にやって貰えるなんて思ってもいませんでしたからね。
何事にも時間がかかるのが当たり前の世界なので、代診の先生にしても歯医者にしてもその日の内にすべて終わらせることができて良かったです。
何事もないのが一番良いのですが、何かあってもまぁツイてるなと思います。