秋の花のひとつ、藪茗荷の花です。珍しくも無いのですが、森林の下にひっそりと咲く秋らしい花のひとつです。萩や芒のように有名ではありませんが、ひっそりと楚々と咲く花はどことなく風情がありますが、あまり文学には取り上げられていません。俳句の季語にもなっていないところから、古来あまり珍重されない花のようですが、ごらんのように可愛いはなを付けて、一句として詠みたい花ですね。


    秋の日をはぢく白花藪茗荷    (吾)