世界で急増している麻疹が日本に輸入されている現状。母子手帳で今すぐ確認してほしいこととは。 #エキスパートトピ

 

堀向健太

 

ベトナムからの麻疹(はしか)の持ち込みと、各地での感染のニュースが増えています。

現在、日本を含む世界各所で麻疹が急増しています。欧州では2024年の報告数が12万7350件と前年の2倍、ベトナムでは2024年の疑い例が4万5554例。 日本でも海外からの持ち込みをきっかけに報告が増え、2025年は、12月3日現在の速報値で麻疹の報告数は251例になっています。

麻疹は非常に感染力の強い感染症で、手洗いやマスクだけでは予防できません。

子どもと家族を守るため、確認すべき「母子手帳のポイント」と対策を解説します。

ココがポイント

2024年に欧州・中央アジア地域で報告されたはしかの症例数は12万7,350件に上り、(中略)1997年以降で最多
出典:日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会) 2025/3/13(木)

感染力は極めて強く、免疫を持たない人が感染者に接するとほぼ100%感染するとされる。
出典:読売新聞オンライン 2025/12/12(金)

『長い間、さまざまな感染症にかかりやすくなり』『長い間、現在の医学では治すことのできない脳炎のリスクを抱える』
出典:堀向健太 2023/6/11(日)

エキスパートの補足・見解

なぜ世界的に麻疹が増えているのか。主な要因は3つあります。

1) 免疫ギャップ:ワクチンの2回接種率が目標の95%に届かず、免疫を持たない集団が残っていること。

2) コロナ禍の影響:パンデミック中に接種を逃し、その後の接種の回復が遅れていること。

3) 社会情勢:紛争や誤情報による医療体制の弱体化。 

これらに加え、人の移動によるウイルスの持ち込みがアウトブレイクを招いています。

麻疹は感染力が極めて強く、感染者が去った後も、空気中や環境中に最大2時間ほど感染性が残り得るウイルスです[1]。

また、肺炎や脳炎のほか、数年〜十数年たって発症しうる致死的な亜急性硬化性全脳炎(SSPE)や、獲得した免疫記憶を一時的に失う「免疫学的健忘」などの深刻なリスクもあります。

最大の防御策は「ワクチンの2回接種」です。母子手帳で記録を確認し、不明な場合は医師へ相談しましょう。ワクチンは急な増産が難しく、乳児に対する接種を優先すべきですが、ワクチン未接種の方はリスクが大きくなります。

そして感染が疑われる際は、公共交通機関を使わず、医療機関へ事前に連絡してから受診することが推奨されます。

 

yahoo newsより転載

 

麻疹の影響がよくまとめられている記事です。

皆さんも母子手帳で一度MR接種が終了しているか確認してみましょう。

 

ではでは

 

おはようございます。

 

くどう小児科クリニック 院長の工藤です。

 

インフルエンザの薬はいろいろあります。

その特徴を書きますね。

 

1)タミフル

一番長く使われている薬です。

1日2回で5日間服用します。

6歳未満のお子さんに推奨されてます。

副反応としては吐きやすい、味が今ひとつで飲みにくいです。

ただ安全性は問題ないです。

 

2)リレンザ

2番目に長く使われている薬です。

吸入薬で、自力で1日2回吸い込みます。

6歳未満のお子さんは吸えませんので推奨されていません。

副反応は特にないかな。

安全性は問題ないです。

 

3)イナビル

3番目に長く使われている薬です。

形状が2種類あって、自力で吸入するタイプと、吸入器で吸入するタイプ

になります。

自力で吸入するタイプは、うまく吸えない場合があり、効果が今ひとつの時があります。

吸入器で吸うタイプは、効果は問題ないですが、クリニックでは保険上の問題で使えません。

1回で済むのが特徴ですかね。

副反応、安全性には問題ないです。

 

4)ゾフルーザ

一番最近出てきた薬です。

ガイドライン上、6歳未満の子さんには推奨されていません。

1回内服で終了し、効果も問題ないです。

ただし、内服することでインフルエンザの耐性株が出る可能性を指摘されています。

 

以上の4種類の薬があります。

クリニックでは通常1−2種類をメインに使うと思います。

 

当院ではタミフルとゾフルーザをメインに使用しています。

 

ではでは

 

 

RSウイルスワクチン、2026年度から定期接種に 妊婦が対象

厚生労働省の専門部会は19日、発熱や咳(せき)など風邪のような症状が出るRSウイルス感染症のワクチンについて、2026年4月から定期接種とする案を了承した。妊婦を対象とし、新生児や乳児の感染・重症化を防ぐ。

妊婦が接種すると胎児に抗体が移る「母子免疫ワクチン」を使う。最も効果が見込まれる妊娠28週から36週の間に1回接種する。新生児や乳児が肺炎などで重症化するのを防ぐ効果が期待できる。これまでの任意接種は費用が原則自己負担だった。定期接種になると公費で補助される。

RSウイルス感染症は通常は風邪のような症状にとどまるが、乳児らがかかると重症化するケースがある。

 

M3ドットコムより転載

 

RSウイルス感染症は乳児の入院になるリスクの高い疾患です。

妊婦に打つことより、胎児に免疫をつけ、出産後の乳児の感染、重症化を防ぐワクチンです。

定期接種化が待たれていましたが、来年度から定期接種となるようです。

続報が出たらまたアップしますね。