何かが、
終わったと思った時。
何かが、
すでに始まっている。
目には見えない。
まだ認知できない。
そんな自分。
そんな出会い。
信じるといい。
顔を上げるといい。
君が手を振る間に、
蝶が羽ばたいた軌跡を。
雲は大地に影を作り、
花は風に揺れた。
季節は流れた。
君の涙が落ちる間に。
喪失の内に、
芽吹く明日もある。
今日と言う日に、
全てを諦めてはならない。
天地の闇が、
あなたに朝をもたらすように。
生きるのだ。
ただ信じて生きるのだ。
今ある絶望におののき、
屈っすることのないように。