昔の日本人は歩く時、右手右足を同時に出してたって知ってた?

走る時もそう。
足と手を交互に出すんじゃなくて、同じ手足を前に出してたんだ。
 
とある映画で笑っちゃう場面があった。
海外から来た外国人が、鉄砲と共に走り方を教える。
「よーいどん!」でみんな走るけど、みんな慣れないからぶつかりあったりなんかして。
 
ほんの200年くらい前までそうだったんだよ。
不思議な気持ちになるよね。
 
そう考えると時代劇って相当脚色されてる。
話し方も着物の着方も歩き方も。
当時を本当にリアルに描いた大河ドラマがあったら、きっと面白いような気がするよ。
 
茶道をやるのに着物を買おうと思ってるんだ。
生まれて初めてと言って良いかな、反物が並ぶ呉服屋さんを訪れた。
何もわからないから、「どうしたら良いでしょう?」なんて店員さんに聞いちゃったりして。
 
日本人なのに、日本のことを何も知らない。
知らずに生きてる僕は、今までどこを見て生きてきたんだろう。
 
身の回りの何気ない一つ一つに歴史がある。
深い深い物語がある。
その物語に耳を傾けて暮らしたいな。
丁寧に生きるって、そう言うことを言うのかもしれないね。