2019年/ドイツ/ドイツ語/119分
監督・脚本:ノラ・フィングシャイト/撮影:ユヌス・ロイ・イメール/音楽:ジョン・ギュルトラー
出演:ヘレナ・ツェンゲル、アルブレヒト・シュッフ、リザ・ハーグマイスター
日本語字幕:上條葉月/後援:ゲーテ・インスティトュート東京
提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション/配給:クレプスキュール フィルム

 

どこにも居場所のない9歳のベニーは吠え、吠え、吠え続ける。可愛くて、凶暴で、優しくて、切ない・・・。
ぶち切れるのは愛の不足の裏返し、ただママに愛されたい少女の怒りと悲しみの物語。


嵐のような9歳の女の子ベニー。幼少期、父親から受けた暴力的トラウマ(赤ん坊の時に、おむつを顔に押し付けられた)を十字架のように背負い手の付けようのない暴れん坊になる。里親、グループホーム、特別支援学級、どこに行こうと追い出されてしまう、ベニーの願いはただひとつ。かけがえのない愛、安心できる場所、そう!ただママのもとに帰りたいと願うだけ。居場所がなくなり、解決策もなくなったところに、非暴力トレーナーのミヒャはある提案をする。ベニーを森の中深くの山小屋に連れて行き、3週間の隔離治療を受けさせること・・・。

ケアホームからケアホームへ、里親から里親へ、「システム・クラッシャー」とは、あまりに乱舞で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子供のことを指す隠語。監督・脚本は、本作が長編デビューとなるドイツ出身の新鋭ノラ・フィングシャイト。ホームレスを描いたドキュメンタリーの撮影中、そこで「システム・クラッシャー」を呼ばれる子供がいることを知ったことから映画化。ベニー役にはヘレナ・ツェンゲル。全身全霊の演技で力演、ドイツ映画賞主演女優賞を歴代最年少で受賞。

 

 

 

先日シアターイメージフォーラムで予告編を見てから取り憑かれたように気になってしょうがない映画「システムクラッシャー」この太々しいジャケットといい、予告編といい、これは。。。。見たかったやつだって思い前売り鑑賞券を購入。なんと海外版オリジナルデザインのかっこいいポスターまで付いてきて嬉しいが増幅。

 

昨年のベルリン国際映画祭の出品された映画で、映画館で初めて知った。確か先月行ったベルリン国際映画祭でもイメージフォーラムの支配人の方が出品された映画を見にきていて、やっぱりイメージフォーラムはすごいなあって改めて思いました。

 

さて、公開はまだ来月と先ですが、期待は膨らむばかりです。鑑賞後にまた記載していこう

 

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