現代史を考えなおす 16 | 気になる映画とドラマノート

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現代史を考えなおす 16

 



 

 68.2015年3月、中国は、抗日戦争70周年勝利記念行事を行うと言った。

 

 だが、中華人民共和国建国の年というのは、1949年である。

 

 おかしくないか。まだ、存在しない国が、抗日戦争をしたというのだろうか。

 

 彼らは、自国の歴史に明国も、清國も加えている。だが、清國というのは、中国に支那に侵入した北方民族が支那を領有して建国したのであり、清國を「わが国の歴史」というのは、アメリカがインディアンを祖先と言ったり、オーストラリアの白人がアボリジニを祖先だと言い張るようなものだ。

 

ところが、支那人は、北方民族も、支那中央部の漢人も、どちらも、黄色人種であることから、異民族に侵入されて異民族が建国した国清國を中国の歴史と言いはっている。

 

 当時中国に政府はなかったか、と言えば、国民党政府があった。

 

 日本と戦争をしたとすれば、国民党政府軍であり、事実、講和条約には、国民党政府が代表となった。この国民党政府と共産党は敵だった。

 



 

 中華人民共和国は、国民党ファシズム政権の抗日戦争の事を、中華人民共和国が、日本と戦って勝利した、とキテレツなウソを言っている。

 

 謝罪と反省さえすれば、なんでもいいという姿勢を続けた日本人には、中国の言うことの矛盾がわからなくなっている。

 



 

 福島県の原発事故の現場周辺の村では、柿、いちじく、クリなどは、基準値以下だが、マツタケは汚染されているのだという。

 

 だが、テレビで、マツタケが汚染されていると主張するその人がどのような測定の様子をしているかを見て、驚き呆れてしまった。おそらく、食物の汚染測定について、こういう測定の仕方をするのは、日本人くらいではあるまいか。

 

 彼は、マツタケを生で、きりきざんで、大きめの丼に山盛りにして、測定機械に投入した。

 

 しかし、ただしい測定方法は、普通、食卓に出されるマツタケごはんをどんぶり一杯分、ごはんと共に、測定して、同じやり方で、まったく原発地域と関係ない地域のマツタケでつくったマツタケごはんを測定して、そのふたつを較べて見なければ、食物としてのマツタケを測ったことにならない。

 

 これは、栗を測る時に、イガグリの皮をはかっても何の意味も無い、と言えばわかるだろう。イガグリのイガイガを測定しても、ダメだとはわかっても、お茶や魚ではわからないらしい。たとえば、お茶も典型的だが、お茶の葉を測定しても意味がない。お茶の葉を通例通りに急須で通して、湯呑みに入れて、ソレを汚染地以外の茶葉からできた「飲むお茶」とくらべ泣けばまるで意味がない。

 



 

 茶葉そのものを汚染されている、と言いはっても、飲む時点で、まるで汚染地域以外のお茶と、区別がつかないなら、「汚染している」と問題にする意味がない。それは、大根ではなく、大根にこびりついた「土の地域差を測っている」ようなものだ。

 



 

 69.韓国ドラマ「ミスリプリー」は、、フランス映画「太陽がいっぱい」の主人公リプリーを女性にあてはめて、貧困な境遇の女性が、過去をかくして、韓国のセレブな境遇の、一流ホテルのキャリア・ウーマンになり、また、財閥の御曹司と婚約する話だ。

 



 

 これが、サスペンスタッチで過去があばかれるストーリーは、なかなかよく出来ているといっていいのだが、主人公の「ミスリプリー」は、日本の九州の福岡のピンクサロンで働いていたという設定で、そのピンクサロンの従業員の平山武という日本人が非常にあくどい性格で、在日韓国人だったチャン・ミリという女性が韓国にかえって、東京大学の留学しての卒業証書を偽造して韓国の一流ホテルに、就職すると、この日本人平山武は、わざわざ韓国のチャン・ミリの周辺にあらわれて、過去をばらされたくなかったら、金を寄越せと、脅迫する。

 



 

 韓国ドラマでは、登場人物の名前に象徴的意味を持たせる。

 

 たとえば、主人公の国会議員を目指す事がモチーフになっている男性の名前は、「グク」韓国語の「国」と同音になり、「最高の愛」と言う題名のドラマの主人公の女性の名前は、「エジョン」「愛情」の韓国語読みと同音というように、主要人物の名前と人物のドラマの中での、象徴的意味が一致しているという例はきわめて多い。

 



 

 たとえば、未来への希望を捨てない強い心の女性が主人公だという場合、主人公の名前は、ミレであり、「未来」の韓国語読みと同音の名前になる。

 

 名前はきわめて、意図的に物語に中での立ち位置を示す場合が多い。

 

 日本人のピンクサロンで働いて在日韓国人を脅迫する嫌な日本人男性の平山武という名前は、劇中で、何度も名刺がしめされて、名前が確認される。「平山武」なのだと。

 

 韓国人にとって「平山」とは、韓国国内でベストセラーになった「従軍慰安婦強制連行の告白」をした吉田清治の本に出てくる日本兵の名前が「平山」であって、日本人には、平山とは、印象のない苗字でも、韓国人には、悪い日本人を連想させる名前なのだ。さらに、この平山の名前は、「武」であって、「和夫」でも、「平造」でもないことが何を意味するかすぐにわかるだろう。

 



 

 だが、この日本人の登場のさせかたがあまりにも、とって付けたようで、いかに韓国人であっても、なにもこの物語が、日本とかかわらせる意味はほとんどないのが、明白であるために、真剣には、誰も平山について、真剣には考える気にもならない。しかし、 真剣には考える気にもならないにも拘わらず、明白に日本人はあの、「平山」には、違いないのだ。

 



 

 なぜ、ほんとうは、日本人が登場する必然性がまったくないか、というと、自分の過去を伏せて、一流の大学を出たと詐称する場合に、東京大学である必要はないからだ。

 

 なぜか、このドラマでは、主人公の働く風俗は、日本にあり、卒業を詐称する大学も日本にある。韓国の性風俗でも、ソウル大學を卒業したといっても、物語は成立する。そうでなければ、シドニー大學でもいいはずだ。

 



 

 だが、日本のドラマで、渋谷の丸山や、鶯谷や滋賀の雄琴などの性風俗で有名な地域を舞台にすることはない。それは、あまりに、暗澹として、リアルで、すポンサーがつかないからだろう。

 



 

 同じように、韓国ドラマで、韓国国内のリアルな性風俗地帯は、描くことは、タブー視されるが、日本に性風俗がある、という描写は、タブーではない事になる。

 



 

71.戦後70年談話私案

 

 わが国の歴代政権担当者は、明治維新以来、欧米先進国の植民地主義と富国強兵政策を安易に模倣して、一部軍国主義者の跋扈することになり、旧清國の領土であった満州の地の権益をめぐって、漢民族の中華民国のファシズム政権と戦い、疲弊させて、その事によって、結果的に、現在の中華人民共和国の内戦の勝利と建国に貢献した。また、平和を望む日本国民を富国強兵政策によって、戦争被害の塗炭の苦しみにおいこんだ。

 

 日本国民は、一部軍国主義者の出現によってもたらされた戦争の被害を二度とわが国民も、他国の国民も、わが国の一部軍国主義者の被害を将来にわたって受ける事のないよう、努力し続ける事を誓う。

 

 また、欧米先進国流の植民地主義と武力覇権主義に二度と陥らぬことを誓う事によって、国内の自由な言論表現の自由の維持発展を期しながら、アジア諸国はもとより世界各国との協調的外交を通して、積極的平和主義を展開して行きたい。

 



 

 ※じつは、毛沢東は、日本社会党の佐々木委員長の訪中時に、「日本が国民党と戦ってくれたおかげで、わが共産党が国民党に勝てた、と言った事実がある。

 

 また、周恩来は、日本の軍国主義者が悪いのであって、国民は悪くないと言った。

 



 

 このように、中国の革命と建国の初代トップが、日本国民自身が、反省する必要はない、と、

 

実はおすみつきなのに、かかわらず、大江健三郎、朝日新聞などは、日本国民すべてに反省と懺悔をせよ、とせまる。