パク・クネ大統領の歴史認識 | 気になる映画とドラマノート

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 パク・クネ大統領は、とにかく、ものすごい優等生なのだそうである。さしづめ、日本のテレ朝のクイズ番組に出たりしたら、まず、日本の政治家など足元にも及ばぬ基礎知識の持ち主には、違いなく、拍手喝采を受けて、人気を博する可能性すらある。

 しかし、洞察力はどうか、といえば、「加害者と被害者の立場は、千年経っても、変わらない」というような言動に、そうとうに決定的な幼児性、短慮浅薄なところがあるといわざるをえない。

 わたしは、いつも韓国人の歴史に関する言動を見て思うのは、言うことがそのまま、ヨーロッパ、アメリカの過去の歴史に対する非難につながっていて、それが、あまりにも堂々と言われるのだから、結局、「皮肉」という効果を生むことに彼らが気づかないことである。

 最近では、とうとう、米軍慰安婦問題に火がついてしまった。

 「加害者と被害者の立場は、千年経っても、変わらない」なんてのは、世界普遍性を持ち得ないのである。千年のスパンで、現役の政治家がこれを言い出したら、アメリカ、ロシア、英国、フランス(そのほかにもある)は、言い出したら、きりがないほど、各国にとんでもない被害加害の関係がある。そして、これら各国の知識人たちも、当然、十分、そのことはわきまえているのは、共通理解なのだが、韓国人の悲劇、幼稚さは、かなりな知識人でさえ、まるで歴史は、ドイツと日本の戦争期の罪悪しか存在しないと思っているようなのだ。要するに、迷惑がっているのが、実態だ。

 それで、イギリス、オランダ、フランス、アメリカ(アメリカは、フィリピン)の苛烈な支配を受けた東南アジア各国が、心底共鳴するわけがない。ヨーロッパ諸国からすれば、われわれのことは、忘れてくれてありがとう。あんまり言われると、寝た子が起きて、困るんだけどなあ、くらいのものだろう。

 だいいち、日韓関係に限っても、千年の恨みなどと言い出したら、高麗が「大元国」の先頭に立って、日本の対馬を攻撃して、女性たちの手の甲に穴をあけて大勢連れ去り、ついこの間まで、東北地方にまで、蒙古がくるよ、というのが、子供をしかる言葉になlたほど、日本人を恐怖に陥れた出来事だったことを日本人が言い立てたら、どういうことになるのか、いつまでも、キチガイみたいな言い合いが続くことになる。日本人はこういうことは、すぐ忘れるから、在日朝鮮・韓国人は、「朝鮮・韓国は歴史的に他国を侵略したことがない、平和な民族だ」などといっていられる。

 新羅が唐とけったくして、百済を壊滅させたのは、あの当時、まさしく、侵略以外のなにものでもなかった。百済も新羅も、高句麗も、王がいたのだから、日本の戦国武将の間の争いとは、わけがちがう。

 事実、韓国の歴史学者が、最近、KBS放送で、「百済、新羅、高句麗」時代に、同民族意識はいっさいなかった」と発言している。

 「朝鮮・韓国は歴史的に他国を侵略したことがない、平和な民族だ」なんてのは、まったくのウソである。