曽野綾子がまたバカなことを言っている。2月26日産経新聞
わたしは、曽野綾子のいうことで納得したことはほとんどない。
どこかずれているのだ。
「貧しさというのは、人にどんなことでもさせる」と曽野綾子はいうのだが、まったく不承知だ。
曽野綾子の言う「貧しさというのは、人にどんなことでもさせる」とは、インドの子供の誘拐と売買を例にあげているのだが、インド、中国、サウジアラビア、とにかく、「貧しさ」というが、いったい「貧しい」のは、国なのか、「貧しい人」なのか?
インドも中国も「最貧国」とは言えないから、国が貧しいとは言えない。
ならば・・・曽野綾子は「貧しい人が不道徳」だと言っていることになるではないか。「貧しさというのは、人にどんなこともでさせる」なんてことはない。
貧しさとは、ただそれだけで、栄養不良とひもじさ、疲労、退屈、病気が発生して、寿命が縮まるという帰結になる、というのが多くの場合で、「人にどんなこともでさせる」といったら、では日本のDVや詐欺はどうなのか?これは「どんなことでも」のうちにはいらないのか?
というわけで、曽野綾子は何がいいたくて、「貧しさは」と言ったのかがどうにも意味不明なのだ。
貧しさが日本と桁外れの国では人を信用しない、と曽野綾子は言うが、なるほど、それで、曽野綾子と同じくらいの年齢のご老人がたは、やたらにオレオレ詐欺にひっかかるわけか。