女王の教室の前半部分に、「給食カレー事件」がある。
給仕当番の生徒がカレー容器を落として、5人分くらいしか残らない
先生は、もう一度カレーをもらいに行くことをゆるさず、ゴハンとサラダだけにする。
これはこどもには鬼教師のように感じる
先生は言う。
まず、「ともだちに迷惑をかけないように、という強い気持ちをもっていたかというと、そうではない。」おそらく、ここで痛い目にあえば、こどもなら、次からは常に注意するが、おとななら、とりかえしがきかない。
「あなたたちはいつも食べ物をそまつにしているでしょう」
「その結果こまっても、おとながなんとかしてくれると思っているでしょう」と
また、成績がよければ食べられ、悪ければ食べられないというのも、結局はこどもにとっては、おとなにとっての仕事だから、仕事をしないおとなが消費材を得たり、サービスを受けられないように、勉強してない自分が食べられなかった、と痛感することになる。