平和のエヴァンゲリオン | 気になる映画とドラマノート

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平和のエバンゲリオン(使徒)である日本の進歩主義者は、他国の非をけっして言わない。したがって、日本のこどもは、世界でもっとも、この世に生まれて、世界の実相を知らないままにおとなになる。

 


 
  1. 第二次世界大戦で、ドイツが侵略した相手国はフランス、ポーランド、ソ連、イギリスなどであるが、これらの侵略された国は、「国家」としての強固な体制があった。

  2. 日本の場合、満洲地域にもともと国家らしい国家はなく、単に軍閥が地域を支配している状態だった。

  3. 1931年の満洲事変の直前に、中国は、中国自体の統治の混乱から、内戦、水害、旱魃、農村崩壊、一家離散、飢餓、虐殺、略奪が起こり、被害者は三億人にのぼったといわれる。

  4. 日本は、フランスやイギリスのような、すでに都市国家として出来上がった国に武力攻撃で侵略をかけたのではなく、荒廃した土地を現地の満洲人と協力しながら、開発していった。その状態に対して、中国の蒋介石に出て行け、と言われたというのが事実に近い。すくなくとも、ドイツの場合とまったくちがうのは、日本が治安を維持していた満洲側に、朝鮮人や中国人が住みやすさを求めて、100万人も流入してきたことだ。

  5. ドイツは、ロシアのスラブ人を2000万人、ユダヤ人を600万人殺害したが、日本が特定の民族を、単に、民族だという理由で殺害したことはない。

  6. 日本がフランス、オランダ、イギリスなどを一時的に追い出して、解放した東南アジア諸国は、日本敗戦後、独自に宗主国に抵抗して、独立を果たした。

 

 日米戦争までは、独立の意思を示すことが不可能なほど、西洋諸国のアジアの植民地支配が確立していたが、日米戦争によって状況が流動化したことを意味する。ドイツの戦争から敗戦までの過程で、植民地にされていた国が独立すると言う現象はなかった。アジア地域では、まさに、日本に勝利した国々が、東南アジア諸国を植民地にしていた、という状況がある。

 


 

 このような状況の相違を、日本の平和運動家は、こどもに教えない。したがって、日本のこどもは世界でも、もっともナイーブ(やさしく、傷つきやすい)な、親の世代のしたことを申し訳なく良い子として育つ。

 


 

 逆に、韓国のマスコミは、自国の兵士の非道は教えず、日本の非道を繰り返し教えるので、韓国人はいまでも、韓国こそ、東方礼儀の国と信じきっている。

 

 韓国は、ベトナム戦争に5年間参戦して、ベトナムの民間人を30万人殺害したといわれており、そのような韓国軍の残虐行為があった村には、各村に慰霊碑が建てられている。しかし、韓国や中国には、自主的建てられた日本軍の残虐行為を残す碑は存在しない。秀吉時代の遺跡くらいのものである。

 


 

 1948年4月、米軍と韓国軍は共同で済州島の共産ゲリラ掃討のために、民間人も巻き込んで、虐殺。

 

 同じ1948年10月、麗水(ヨス)順天(スンチョン)で起きた韓国軍の反乱事件鎮圧の課程で全羅道の住民が犠牲になった。

 

1980年の光州事件では、「共産主義者のスパイが光州市民を指導している」として、韓国軍が光州市民を殺害したのは、有名だ。

 


 

 市民や学生のデモというのは、日本の安保改定班運動の学生だったリーダーが、後年、あまり意味もわからずデモをいたというように、たいていは、なにか意味のある革命のような運動がしてみたいと思って街頭に出るのが普通であり、それは中国の反日デモも勢いでやっている面がある。問題は、そうしたデモを、大規模殺害で鎮圧するところまでやっしまうかどうかが問題だが、韓国の光州事件や、中国の天安門事件はそうした市民や学生を大弾圧して殺害した例だ。

 


 

 しかし、韓国では、こうした自国の歴史のまちがいは極力話題にせず、日本に対する非難はことあるごとに行うので、青年たちに日本の歴史の誤りの印象が強くなり、平気で「歴史を直視せよ」と官民そろって繰返すようになった。