神々の晩餐 25話 | 気になる映画とドラマノート

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神々の晩餐で緒どくべき場面がある。

金持ちの家の娘が行方不明になって、精神に異常をきたした母親の気持ちを静めるために、夫は、娘によく似た女の子を、極貧の、母子から奪って、自分たち夫婦の子として育てる。その子は自分がその家の子ではないことを知っていたのだが、いつも言えにいない母、汚いふとんといつもひもじく、孤独な暮らしよりも、金持ちの家で、かわいがられて暮らすことを選ぶ。

 最近、芸能界で数年の間にいくにんかの女性芸能人が自死をとげたが、その思い当たる三人の女性芸能人は、みな子供時代は極貧の課程で育ったという。

 そして事実世の凶悪殺人事件の加害者は、子供時代に極貧の生活の中で育った者が多いのも、まぎれもない事実だ。

実際このドラマのインジュのセリフは、もしかすると、真実を言い当てているのかもしれない。同時に、逆に、本来裕福な家に、生まれたのに、行方不明になって、極貧の男ひとりに育てられたジュニョン(じつはインジュ)は、育ての親を気遣う立派な人間として育つ。

 このドラマは、韓国ドラマ「きらきら光る」とは、逆に、金持ちの家に育てられたほうが性格が悪く、貧乏な家に育ったほうが、性格がよいという風に、なっているが、この場面では、真実を垣間見せている。子供時代に、にせの境遇でも、不安とみじめさ、ひもじさから救ってくれた、と。