主人公のミンジュの母親オクスンと、ミンジュの叔父ドンスは腹違いの姉弟だ。
ドンスの実母は、後妻に入って、ドンスを産んだ後、男と駆け落ちして、ドンスを置いて失踪する。
家にいる間は、継母として、オクスンをよく叩いていじめた。
残ったドンスを姉ミンジュは母親代わりに貧しい中で育てた。
いまドンスは工務店で働いていた。
そこへ、ドンスの実母が２０年ぶりで訪ねくる。
オクスンは少女の頃、この継母にさんざん叩かれて、いまでも後遺症をのこしており、顔も見たくない気分であり、ドンスも、こどもを捨てて出て行った、母を断固として拒絶するだろう、と思っていたがそうでもないので、ドンスは自分の苦労を知らないのだろうか、といらいらする。
やがて、オクスンは、ドンスの実母の携帯電話の留守番電話に、ドンスの母にはちがいないのだから、家に訪ねてくればいい、と残す。
このドラマは、他のドラマとちがって、「恨」を凝り固まらせる前に溶かし込むような方針を持って、時にユーモア、時に穏やかな内省でもって、維持される家族を描いている。
