栄光のジェイン 4話感想 | 気になる映画とドラマノート

気になる映画とドラマノート

厳選名作映画とドラマを中心に、映画、テレビ番組について、思いついたこと、美麗な場面、ちょっと気になる場面に注目していきたいと思います。

 製パン王キム・タックの作家さん、「キム・タック」で何かを開眼したのか、まさか薬でも飲んでいるわけでもあるまいに、この作家さん、「タック」から急にうまくなったのだ。

 「キム・タック」の次にあたる「この「栄光のジェイン」が尋常でなく、おもしろい。
 

 日本で「栄光」と云ったら、文字とおり「栄光」の意味だが、韓国では、ヨングアンという男子の名前の発音と一致する。
 

 ジェインも、アメリカかぶれの名前がというと、そうではなくて、「才人」という漢字の韓国の発音がジェインになるのだという。
 

 韓国ドラマでは、しばしばこんなふうに名前と何か徳目やプラス価値の概念を一致させる趣向がある。
 
気になる映画と韓国ドラマと日本の大河ドラマノート
KNTVより。

 美男の特徴を持つ人物がミナムだとか、未来がミレだとか・・・例をあげればきりがないほどある。

 「栄光のジェイン」の場合、主人公のジェインは(キム・タックとちがって)自分をお金持ちの娘だとは知らない。


 そして、ジェインの親を見殺しにして会社を乗っ取った今の社長は、強い意思でジェインを殺そうと狙う。


 ジェインはどうやって真相を知ることができるのか、そしてジェインは願う思い人ヨングアンは、「兄ではない」とどうやってわかるのか、ヨングアンはジェインの願う「ホームラン」を打てるのか・・・こんなふうに、「刑事コロンボ」が、犯人がわかった時点から、どうやって犯人がわかるかまでを見るようにみていくことになる。


 「栄光のジェイン」とは、ヨングアン(という男の恋人)ジェインという意味もある。


 このドラマが尋常でない印象を与えるのは、いままでいくつものドラマの中で見かけて、いつも「なんだかこの役者、嫌いだなあ」という感じを持っていた俳優たちの多くが感じよく受け入れられるのだ。


 3話でも、いったが、4話でも大笑いした場面があった。非常にうまい「皮肉の利いた場面」で、感心と驚きで笑ってしまった。ジェインとヨングアンは、お互いに兄妹だと思っているのだが、見ている側は、実は違うとわかっているので、セリフのひとつひとつが皮肉が利いておもしろい。