王の女、見始めたのは、たぶん、あしかけ2年以上経っているはずなんですが、その間、トンイやら、天使の誘惑やらドリーム・ハイやら「シンデレラのお姉さん」「アテナ」やらなんやらかやらと最新作が入って中断につぐ中断。でも、この作品の演出家キム・ジェヒョンさん、自分が敬意を抱いているドラマ界の名匠の筆頭の人なので、かならず最後まで見ようと思っているのです。
が、今年も新作で興味深い作品がすでにかなりたくさんあるのでおぼつきませんが。
たとえば、
イ・ソジンの新作歴史劇で百済を描いた「階伯ケベク」
※女優陣では、朱蒙からのソン・ジヒョ、オ・ヨンスが二人そろって出演
キム・ソナのイ・ドンウクとの共演「おんなの香り」
チャン・ヒョク。イ・サンジン(イサンでホン・グギョン)の「根の深い木」(世宗が主人公)韓国で同時間帯1位
そして、同じ時間帯2位だったのが、
チョン・ジョンミョン、パク・ミニョンの「栄光のジェイン」
イ・ダヘ、ユチョンの「ミス・リプリー」
それから、昔の作品の発掘ものでは、「名家の娘ソヒ」
暇があったら、「きらきら光る」も候補ですね。
「ジャイアント」これはもうDVDとして出始めてました。これも、いずれは観る予定。
ところで、「王の女」はいまGYAOで放送しているので、今後はこれでコツコツと見ていこうと思っているのですが、今回14話で、さすが演出家キム・ジェヨン、イ・ビョンフンさんと双璧のすごい人だな、という演出がありました。
秀吉の朝鮮攻めですが、「王の女」で、女官が、秀吉とか日本を責める、否定するよりも、「王様が悪い」とはっきり言うセリフがあります。これは韓国社会の通念からするとたぶんはずれた解釈で、通念上は何が何でも日本が悪い、韓国は犠牲者だと描きたいはずですが、キム・ジェヨンの演出は「王様が悪い」と言わせています。
わたしは、なにもこういうセリフを演出するから、キム・ジェヨンさんを尊敬していたのではないのですが、この場面を見て、やはりこの人は違うな、と思いました。